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“読了の呪縛”から逃れよう!齋藤孝流「2割読書」の極意

「週刊ダイヤモンド」2015年10月17日号特集「『読書』を極める!」より

週刊ダイヤモンド編集部
2016年10月27日
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本の「大量購入・大量消費」を自任する齋藤孝・明治大学教授。読書で得た知識を、限られた時間の中でどうやって自分のものとし、活用していくのか。その効率的な手法を披露してくれた。(「週刊ダイヤモンド」2015年10月17日号特集「『読書』を極める!」より)

さいとう・たかし/1960年生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院修了。『声に出して読みたい日本語』(草思社)、『読書力』(岩波新書)、『本をサクサク読む技術』(中公新書ラクレ)など著書多数。 Photo by Junichi Waida

本で読んだ知識は
早めに外に出す

 何のために本を読むのか。娯楽小説などは別として、一般的には「読書で得た知識を身に付け、自分のものとして活用する」ということが、大きな目的ではないでしょうか。

 知識をどんどん自分の中に入れていくのは、それ自体楽しいものですが、その知識は活用することでさらに楽しさが増します。だから、人は本を読むのです。

 本を速く読む、大量に読むこつは、「仕入れた知識をどんどんアウトプットしていく」ことにあると、私は考えています。アウトプットを意識すると、インプットに勢いがついていくんです。

 本で読んだ知識は、人に話すなどで早めに外に出す。それを心掛けましょう。そうでないと読んだかいがないし、話すことで記憶として定着するという面があります。

 アウトプットを意識するようになると、逆に丸ごと1冊の内容を覚えるのは無理だと分かるようになります。読んだ本の内容を誰かに説明せよと言われたとき、伝えられるのはせいぜい2~3割ではないでしょうか。

 私は生活をする上で、知的活動においても常に「熱効率」をイメージしています。どれだけのエネルギーを使って、どれだけのエネルギーを生み出したか、という意味です。読書であれば、インプットしたものとアウトプットの熱効率を良くすることを意識しているわけです。

 そうすると、仮に200ページの本があったとき、全てを頭に入れるのは無理だし、むしろ効率が悪いと思うようになる。

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