どの時間帯に、
どれくらい長く働きたいか?

まず、勤務時間の長さや時間帯には、どんな違いがあるでしょうか? 属性別に見ると、求職者に対する調査では、下図のような結果が出ています。

■勤務を希望する時間帯(属性別)

■希望する勤務時間の長さ(属性別)

【学生】学業優先で「空いた時間」に働きたい
学生は授業が終わったあとの18~21時の時間帯を希望する人が多いようですが、曜日によっては日中の時間も働きたいといったところでしょうか。希望する勤務時間の長さは、3~5時間に集中しており、学業優先で「空いた時間」に働きたいというニーズが読み取れます。

【主婦】午前中から夕方までのあいだに働きたい
主婦は、午前中から働きたい人が多く、午後は15時までの時間に希望が集中しています。逆に、夕方18時以降の時間帯になると、極端に希望者が減るのは、子育てや家事を抱えている人が多いからでしょう。
希望する勤務時間の長さは4~5時間が最も多くなっていますから、あまり長い時間でシフトを組むことは避け、仕事を細かく分けていく工夫が、主婦活用のカギとなりそうです。

【フリーター】さまざまなニーズがある
フリーターは、9~18時の時間帯を希望する人も多いですが、人によっては深夜や早朝などの時間帯を希望しています。この点についてはそれぞれの人材ごとにまちまちなようです。
一方、7~8時間の勤務を希望する人が圧倒的に多いことからは、それなりに長めのシフトに入って、しっかりと稼ぎたいというニーズが見て取れます。