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街歩きがもっと面白くなる!東京23区の商店街―データでわかるパワーと魅力

江東区の商店街――メガストアのすさまじい脅威に屈しない「棲み分け作戦」の舞台裏

池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長],小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員],東京23区研究所,フィルモア・アドバイザリー
【第6回】 2011年1月12日
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 江東区は、宅地に占める工業用地の割合が約3割と、23区で一番多い。近年、これらの工場や倉庫が、次々とマンションに生まれ変わっている。

 価格が手頃なこともあり、特に若い世代に人気が高い。周囲に子育て世代が多く住む工場や倉庫の跡地は、ショッピングセンターにとっても好適立地だ。だから江東区では、大型店の出店ラッシュが続いている。この事態に、区内の約50の商店街は、どう対応しているのだろうか。

江東区では、大型店の
出店ラッシュが止まらない!

 2000年~2010年の10年間に、江東区では小売店舗面積が1万5000㎡以上に及ぶメガストアが、7店もオープンしている。うち5店は、大規模なスーパーを中心としたもの、残る2店も食品スーパーを含む複合ショッピングセンターである。これら7店の店舗面積の合計は、何と21万7000㎡。1999年の江東区の全ての小売店の売場面積の合計が25万7000㎡だったことと比べると、大型店の出店ラッシュのすさまじさがわかるだろう。

 直近の商業統計は07年。この時点では、上記新設メガストアのうち2店は未開店だった。それでも、小売店売場面積全体に対する大型店の売り場面積の割合は59%で2位。ちなみにベスト5は、豊島区、江東区、新宿区、中央区、渋谷区の順で、江東区以外は全て百貨店を中心に大型店が集中する都心、副都心地区である。

 同じ07年の商業統計を見ると、大型店の売場面積は5位で総合スーパーの数は1位、02年~07年の大型店数の増加率は1位となっている。大型店販売額、大型店売場面積の増加率は共に4位など、こと大型店に関しては景気のいいデータが目白押しである。

 それに対して、他の店舗はどうか。ワンストップショッピングで日常の買物が済んでしまう大型店が多いから、そもそも江東区には店舗の集積密度が低い。1k㎡あたりの店舗数は23区の最下位だ。

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池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長]

一般社団法人東京23区研究所所長。東京大学都市工学科大学院修士修了。(財)東京都政調査会で東京の都市計画に携わった後、㈱マイカル総合研究所主席研究員として商業主導型まちづくりの企画・事業化に従事。その後、まちづくりコンサルタント会社の主宰を経て現職。

小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員]

一般社団法人東京23区研究所上席研究員。1978年より財団法人・東京都政調査会研究員、都市問題・自治体政策の研究に従事。87年より中央大学社会科学研究所・客員研究員、多摩地区の地域開発研究に従事。その後、フリーを経て現職。

フィルモア・アドバイザリー

2006年11月、海外機関投資家向けの独立系リサーチ会社として設立。現在は数値データのグラフ化・共有サイト「vizoo」、グラフ投稿サイト「Figit」の運営を行うほか、メディア向けにグラフを用いた特集記事等を配信。
フィルモア・アドバイザリー


街歩きがもっと面白くなる!東京23区の商店街―データでわかるパワーと魅力

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