ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
部下が育つ叱り方
【第7回】 2011年1月14日
著者・コラム紹介バックナンバー
本間正人 [成人教育学博士]

部下が自分の大先輩だったら
ミスをどのように注意したらいいか

1
nextpage

シナリオで学ぶ「叱り」の技術

 今回からは、シナリオのように会話体で「叱る」方法を紹介していきます。

 上司と部下という関係であっても、職場や組織の状態、地域、お互いの性格や年齢など、さまざまな要素がからんできますので、いつも必ずこのセリフを言えばうまくいくということではありません。あくまでも、状況に合わせてあなたなりの方法を見出すためのヒントとして、参考にしてみてください。

---------------------------------------------
部下が自分の大先輩だった場合

 部下が自分より年上で、なおかつ経験豊富である場合、ミスを指摘したり、相手を叱るのは、なかなか難しいものです。相手のプライドを傷つけずに、やる気を引き出すために、どのように接したらよいか。ケースを見ながら学習していきます。

[登場人物]

伊川比佐雄(57歳)
勤続30年のベテラン職長。現場一筋で製造ラインを管理する。部下からの信頼も厚いが、最近、作業工程でのミスが続いており、やや元気がない。

薬師広司(45歳)
機械部品メーカーの製造課長。かつては、自らエンジニアとして、伊川の下で働いていた。管理部門に異動後、昇進を続け、現在は伊川のラインをはじめ現場の管理にあたる。そのため、伊川に対しては厳しいことを言えない。
---------------------------------------------

かつての上司だったがゆえに指導しにくいとき

 職人気質で周囲の信頼を得ている伊川さんですが、最近、ときどきモチベーションが落ちてミスをします。昨日も、サンプルの計測ミスをして、不良品が出てしまいました。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる 最高の子育てベスト55

いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる 最高の子育てベスト55

トレーシー・カチロー 著/鹿田 昌美 訳

定価(税込):本体1,600円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
子どもの豊かな心を育て、頭と体を伸ばしていくために親が知っておきたいことについて、最新の科学研究をもとに「最も信頼」できて「最も実行しやすい」アドバイスだけを厳選して詰め込んだ貴重な本。子にかけるべき言葉、睡眠、トイレトレーニング、遊び、しつけまで、これ一冊さえ持っていれば大丈夫という決定版の1冊!

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


本間正人 [成人教育学博士]

1959年東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒業後、松下政経塾で松下幸之助の経営哲学を学ぶ。卒塾後、ミネソタ大学大学院修了(成人教育学博士、 Ph.D.)。ミネソタ州政府貿易局日本室長、松下政経塾研究部門責任者などを歴任し、現在、NPO法人学習学協会代表理事、帝塚山学院大学客員教授、NPOハロードリーム実行委員会理事などをつとめる。企業や地方自治体の管理職研修を担当しつつ、教育学に代わる「学習学」の構築を目指して、研究・講演活動を展開している。主なテーマは、コーチングの他、キャプテンシップ(プレーヤーとしてのリーダーシップ)、個人と組織の学習、戦略プランニング、創造力開発、学習スタイルなど多岐にわたる。NHK教育テレビ「実践ビジネス英会話」の講師などを歴任。コーチングやポジティブ組織開発、ほめ言葉などの著書多数。
ホームページ「らーのろじー株式会社」


部下が育つ叱り方

「コーチング」というと「とにかく相手をほめること」だと考えている人が少なくないようです。そのうえ、「叱る」ということを、相手に対して一方的に怒ったり、責めたりすることだと誤解していると、「コーチング」と「叱る」ことが対極に位置するものに見えてしまいます。効果的な「叱り方」を身につけ、実戦しましょう。

「部下が育つ叱り方」

⇒バックナンバー一覧