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部下が育つ叱り方
【第9回】 2011年2月11日
著者・コラム紹介バックナンバー
本間正人 [成人教育学博士]

部下同士のトラブルは
どう指導したらいいか

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 シナリオのように会話体で「叱る」方法を紹介するのは今回で最後です。あくまでも、状況に合わせてあなたなりの方法を見出すためのヒントとして、参考にしてみてください。

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部下どうしのトラブルを指導する場合

 人間関係のトラブルというのは、職場を始め、組織の中では必ず生じるものですが、指導する側にとって大きな悩みの種です。双方が感情的になっていて、指導者の入り込む余地のない場合もありますし、判断や指導方法を誤ると、指導の能率や組織全体のモチベーションにまで影響を及ぼしてしまいます。

 叱るといっても、一方だけを指導するのではなく、全体の中でもっともよい方向、「しか・あるべき」方向に導くことが大切です。ここでは、自分の目の届かないところで起きているトラブルを取り上げ、指導の方法、叱り方を見ていきます。

[登場人物]

羽田美智代(35歳)
派遣スタッフ。商社に事務職として派遣されて二年半。仕事に対する姿勢も含めて、派遣先の会社から高く評価されている。姉御肌で、後輩スタッフの面倒をよく見るが、仕事の完璧さを追求するあまり、相手に対して厳しく接してしまうことが多い。

佐野浅造(57歳)
人材派遣会社の社長。温厚な性格だが、やや楽観的すぎる面がある。登録スタッフからの相談にも気軽に応じるため、信頼も厚い。

森尾ユリ(27歳)
派遣スタッフ。二ヵ月前から、羽田さんを始め、数名のスタッフが働いている商社へ、新たなスタッフとして派遣される。仕事の能力は高いが、性格はややおっとりタイプ。つい先日、年上の羽田さんから、些細なミスについて厳しく指摘され、ショックを受けている。
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本間正人 [成人教育学博士]

1959年東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒業後、松下政経塾で松下幸之助の経営哲学を学ぶ。卒塾後、ミネソタ大学大学院修了(成人教育学博士、 Ph.D.)。ミネソタ州政府貿易局日本室長、松下政経塾研究部門責任者などを歴任し、現在、NPO法人学習学協会代表理事、帝塚山学院大学客員教授、NPOハロードリーム実行委員会理事などをつとめる。企業や地方自治体の管理職研修を担当しつつ、教育学に代わる「学習学」の構築を目指して、研究・講演活動を展開している。主なテーマは、コーチングの他、キャプテンシップ(プレーヤーとしてのリーダーシップ)、個人と組織の学習、戦略プランニング、創造力開発、学習スタイルなど多岐にわたる。NHK教育テレビ「実践ビジネス英会話」の講師などを歴任。コーチングやポジティブ組織開発、ほめ言葉などの著書多数。
ホームページ「らーのろじー株式会社」


部下が育つ叱り方

「コーチング」というと「とにかく相手をほめること」だと考えている人が少なくないようです。そのうえ、「叱る」ということを、相手に対して一方的に怒ったり、責めたりすることだと誤解していると、「コーチング」と「叱る」ことが対極に位置するものに見えてしまいます。効果的な「叱り方」を身につけ、実戦しましょう。

「部下が育つ叱り方」

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