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空前の大ブーム! 10分でできる小鍋レシピ
【第1回】 2016年11月18日
著者・コラム紹介バックナンバー
小田真規子

空前の大ブーム!疲れて帰っても10分で激ウマ。
365日食べても全然飽きない小鍋レシピを公開!
――ビールにぴったりの「塩鶏こしょう鍋」

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いま、1~2人前の小鍋料理が空前の大ブーム。簡単にできて、とてもおいしい。冷えたカラダもポッカポカになる。しかも、洗いものも少ないのだから、忙しいビジネスパーソンに大人気なのも当然です。しかし、どうしてもワンパターンになりがち。そこで、大人気料理家の小田真規子先生に、誰でも簡単にできてめちゃくちゃうまい小鍋レシピを集めた『まいにち小鍋』をまとめていただきました。本連載では、その一部をご紹介してまいります。ぜひ、今日の晩御飯にお試しください!(構成:田中泰、前田浩弥)

2016年、冬。手軽な「小鍋料理」が大ブームに!

午前0時22分。
やっと家にたどり着いた……。

年末年始の休みを前に、すべての仕事は前倒しとなり、スケジュールは朝から晩までびっしり。終電直前に会社を出る日々が続く。
ヘトヘトになって家に帰ると、残った体力でなんとかコートとスーツを脱ぎ、部屋着に着替えて、いつものように1人前の小鍋を火にかける。

もう何年も、冬になれば、晩ご飯はもっぱら「小鍋」。
ウチにはもちろん大鍋もあるが、使用頻度は少ない。土日に家族が揃うときに、たまに使うくらい。使用頻度は、圧倒的に「小鍋」が高い。

なぜなら、すこぶる便利だからだ。
妻も働いているから、平日に食事の時間を合わせるのは難しい。ウチの場合は、妻のほうが帰宅は早いが、疲れてるから手のこんだ料理はできない。むしろ、夫婦それぞれ、帰宅時に自分の料理をつくるほうがいい。

そうなると、小鍋が重宝する。
小鍋に水を入れて、顆粒ダシを入れる。豆腐と鶏肉、白菜をつっこめば基本OK。ポン酢に一味をかけたツユで食べれば、まぁ、満足だ。

3分もあれば、小鍋の仕込みは完了。
テーブルに出しっぱなしのコンロにかければ、早くもビールが飲める。
コンロの火で冷えたカラダも温まる。
いい加減に煮えて来たら、小鍋をつまみにビールをちびちび飲みながら、テレビを観たり、新聞や本を読んだり、ひとときのホッとする時間を過ごす。

いい感じにほろ酔いになって、まだ食べたりなければ、「締め」のおじやかうどん。冷凍したごはんや冷凍うどんをそのまま小鍋につっこんで、卵で仕上げれば満腹にもなれる。

ありがたいのは、洗いものが少ないこと。
小鍋は調理器具でもあり、食器でもある。だから、洗いものが増えないのだ。
ささっと洗って、食事は完了。あとは、風呂に入って寝るだけ。
「小鍋」には食費もかからないので、忙しいサラリーマンにはうってつけの料理なのだ。

とはいえ、毎回、「顆粒ダシ+ポン酢」だと、さすがに飽きもくる。
小鍋のバリエーションを増やそうと思って、書店の料理本コーナーに行ってみたが、鍋料理の本はたくさん並んでいるが、「小鍋」のレシピ本は見当たらなかった。「毎日小鍋を食べる自分は、少数派ってことなんだろうな」と思っていた。

ところが、どうやらまったく違うようなのだ。
日本テレビ金曜日のゴールデンタイムに放送されている『沸騰ワード10』(10月21日)では、「空前の“ひとり鍋”ブーム」と特集。あの朝日新聞「天声人語」(11月11日)でも「小鍋」が紹介された。

それで、世の中を見渡してみた。
すると、小鍋の時代の到来を実感するではないか。
スーパーに行けば、一人用鍋スープの素がめちゃくちゃ目立つ場所にドンと積まれている。種類も年々豊富になっているようだ。食器店や雑貨屋に行けば、大鍋より小鍋のほうが種類も豊富で目立っている。

 「ちょっとおしゃれな小鍋でも買ってみよう」と思って、普段は縁のない”おしゃれエリア”である自由が丘の雑貨屋に行ったときに、レジの女性に思い切って聞いてみた。
「小鍋は売れてますか?」
すると、即座にこう応えてくれた。
「この2~3年ですかね、大鍋より小鍋のほうが断然売れるようになりました。若い方から年配の方まで年齢を問わず。おひとりさまに限らず、ご家族でも使っていただいてますね」

なるほど。よく考えてみたら、当たり前のことかもしれない。
今は一人世帯が増えている。調べてみると、5184万世帯中1678万世帯。約32%が一人暮らし世帯だ。それに、共働き世帯も増えている。2015年にはついに1000万世帯を超えたという。ウチと同じようなニーズをもつご家族が多いはずなのだ。

つまり、社会構造の変化により、大鍋の時代から小鍋の時代に変わったということか?そうだ!きっと、小鍋の隆盛は、社会変動を反映した現象なのだ。

そうなると、この「小鍋」、もっと研究してみる価値はあるのかもしれない。
いつも同じ味のワンパターンな鍋を変えてみたい。毎日食べても飽きない小鍋レシピはないのか。これは、自分だけの問題ではなく、社会的なニーズに違いない!

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小田真規子

小田真規子(おだ・まきこ)
料理家・栄養士・フードディレクター。 女子栄養大学短期大学部卒業後、料理家のアシスタントを経て、有限会社スタジオナッツ(www.studionuts.com)を設立。 誰もが作りやすく、健康に配慮した、簡単でおいしい家庭料理をテーマに、『オレンジページ』『ESSE』などの生活雑誌や企業PR誌にオリジナルレシピを発表。家電、食品、調味料メーカーのメニュー開発、国内各地の産物・加工品の商品開発などもサポートしている。分かりやすいレシピが好評で、NHK「きょうの料理」「あさイチ」の料理コーナーに定期出演。著書は、『つくりおきおかずで朝つめるだけ! 弁当』(扶桑社)、『料理のきほん練習帳』(高橋書店)、『一日がしあわせになる朝ごはん』(文響社)など多数。中学校技術・家庭教科書(平成28年度)でも料理・監修を担当した。

 


空前の大ブーム! 10分でできる小鍋レシピ

“空前の大ブーム”と日テレ「沸騰ワード10」(10月21日放送)でも特集されたほか、朝日新聞天声人語(11月11日)でも取り上げられた「小鍋料理」――。
疲れて帰っても10分で作れて、すぐに温まる。栄養バランスが抜群なうえ、お酒のつまみにもなる。しかも、洗いモノも少ないから、忙しいビジネスパーソンにもぴったりの料理です。 だからこそ、急増する一人暮らしの方はもちろん、帰宅時間がバラバラのご家族でも大人気なのでしょう。まさに、小鍋は「個食」の時代に最適の”冬料理”なのです。 だけど、どうしてもワンパターンになりがち。顆粒だしや、スーパーで売っている「鍋スープの素」ばかりでは、飽きてしまう……。 そんな悩みをもっている方のために、大人気料理家であり、ご自身も「小鍋生活」を楽しんでいる小田真規子先生に、少ない具材とウチにある調味料でつくる、簡単&絶品レシピを紹介していただきました。

「空前の大ブーム! 10分でできる小鍋レシピ」

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