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40代からの人生の折り返し方 野田稔

健康寿命は40代からの「利他」の意識で延ばせる

野田 稔 [一般社団法人 社会人材学舎 代表理事]
【第41回】 2016年11月21日
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長生きできる
3つの環境要因とは… 

普段から、あなたは人から感謝される仕事をし続けているか?

 10月29日、NHKスペシャル「あなたもなれる“健康長寿”徹底解明100歳の世界」で健康長寿をテーマとした「センチナリアン(百寿者)」の番組を興味深く視聴しました。「『遺伝子が100%同じ一卵性双生児と50%同じ二卵性双生児が何歳まで生きたか』を1世紀にわたって調べたデンマークでの研究」がベースでした。

 その研究の結果、寿命の決定に遺伝的要因が関わる比率は25%にすぎないということがわかったのです。そうなると、残りの75%は生まれた後のそれぞれの環境要因ということになります。

 その環境要因ですが、大きく3つのカテゴリーに分かれているそうです。1つ目の要因は「食べ物」。2つ目が「体を動かしているか」どうか。そして3つ目が「他人からの感謝を得ているか」ということです。

 1つ目の「食べ物」に関してです。この番組で特に言及していたのは和食と地中海料理。青魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)、えごまなどに含まれる痺潟mレン酸(オメガ3脂肪酸)、あるいはオリーブオイルに含まれるオレイン酸(オメガ9脂肪酸)などをしっかりと摂取することが大事なようです。

 2つ目の「体を動かすこと」ですが、これは運動だけを指しているわけではありません。年を取ってからも体を動かすことが大事で、家に引きこもらずに外に出る。働くことが大切で、65歳定年でそのまま引退してしまうよりも、100歳になっても何かやることがあるという状態をキープすることが健康長寿には大切だそうです。長く働き続けることは、体にいいことなのです。

 最後に「感謝されること」。仕事で感謝されることが一番ですが、仕事以外でもボランティア活動や、家族を大切にして感謝されるなど、様々です。何であれ、他人から感謝されるように行動していると、幸せな気分になり、それが健康につながることが科学的に立証されているそうです。

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野田 稔 [一般社団法人 社会人材学舎 代表理事]

明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授/株式会社リクルートホールディングス リクルートワークス研究所 特任研究顧問。野村総合研究所、リクルート社新規事業担当フェロー、多摩大学教授を経て現職に至る。日本テレビ系列「ズームインスーパー」、NHK総合「経済ワイドビジョンe」「Bizスポワイド」、NHKEテレ「仕事学のすすめ」などメディアでも活躍。主な著書に『組織論再入門』『中堅崩壊』(以上ダイヤモンド社)、『二流を超一流に変える「心」の燃やし方』(フォレスト出版)『企業危機の法則』(角川書店)など多数。


40代からの人生の折り返し方 野田稔

40代は時計で言えば、ちょうど昼の12時を回った人生の午前中が終わったばかりだ。人生折り返し、1日に例えれば、午後をいかに過ごすか。黄昏が訪れる前に上手に人生を折り返す方法をこの連載では考える。

「40代からの人生の折り返し方 野田稔」

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