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空前の大ブーム! 10分でできる小鍋レシピ
【第2回】 2016年11月25日
著者・コラム紹介バックナンバー
小田真規子

【今晩の小鍋レシピ】帰って3分で晩酌スタート、
激ウマ「ゆずこしょう風味の簡単タラチリ」!

いま、1~2人前の小鍋料理が空前の大ブーム。簡単にできて、とてもおいしい。冷えたカラダもすぐにポッカポカ。しかも、洗いものも少ないのだから、忙しいビジネスパーソンに大人気なのも当然です。しかし、どうしてもワンパターンになりがち。そこで、大人気料理家の小田真規子先生に、誰でも簡単にできてめちゃくちゃうまい小鍋レシピを集めた『まいにち小鍋』をまとめていただきました。本連載では、その一部をご紹介してまいります。ぜひ、今日の晩御飯にお試しください!(構成:前田浩弥、田中泰)

C 高橋進(クラッカースタジオ)
小田真規子(おだ・まきこ)
料理家・栄養士・フードディレクター。女子栄養大学短期大学部卒業後、料理家のアシスタントを経て、有限会社スタジオナッツ(www.studionuts.com)を設立。誰もが作りやすく、健康に配慮した、簡単でおいしい家庭料理をテーマに、『オレンジページ』『ESSE』などの生活雑誌や企業PR誌にオリジナルレシピを発表。家電、食品、調味料メーカーのメニュー開発、国内各地の産物・加工品の商品開発などもサポートしている。分かりやすいレシピが好評で、NHK「きょうの料理」「あさイチ」の料理コーナーに定期出演。著書は、『つくりおきおかずで朝つめるだけ! 弁当』(扶桑社)、『料理のきほん練習帳』(高橋書店)、『一日がしあわせになる朝ごはん』(文響社)など多数。中学校技術・家庭教科書(平成28年度)でも料理・監修を担当した

 うー、寒い寒い。

 11月末のとある日。
 寒風に耐え家にたどり着くが、玄関のドアを開けるとそこにもまた、人気がなくひんやりとした空気が張り詰めている。

 それが一人暮らしだ……。

 そんなときに真価を発揮するのが「小鍋」。

 冷えた体も、心も、空間も、小鍋を火にかけるだけでポッと温まる。
 部屋全体が一瞬で、幸せな暖かい空気に包まれるのだ。

 今日の小鍋は一味違う。

 大人気料理家・小田真規子先生に教えてもらった「ゆずこしょう風味の簡単タラチリ」をしこんであるからだ。簡単レシピでありながら、“ウチ鍋”とは思えない品のある味が出るという。

 小田先生に送っていただいた完成品の写真がこれだ。

C 高橋進(クラッカースタジオ)

 うまそうだ!!

 材料はこれだけ。

【具材】
●豆腐(半分に切る):1丁(300g)
●切り身の塩だら(3等分に切る):2切れ(200g)
●長ねぎ(斜め薄切り):1本(100g)

【スープ】
●塩:小さじ1/2
●ゆずこしょう:小さじ1
●ごま油:大さじ1
●昆布(5cm角):1枚
●水:2カップ

 必要なものは、すべて先週末に買いそろえてある。
「鱈ちり」の主役であるちりは甘口の塩だらを選ぶのがよい、と小田先生。

 「鍋に使うときは、生だらより塩だらが断然おすすめです。適度な塩漬けにより魚の身のたんぱく質が変性して、旨みが濃くなり、煮込んでいる間にスープも美味しくなります。味付けの手間が省けて、味も決まりやすくなるのです。ただし、辛口だと塩味が強くなりすぎるので、甘口がおすすめ。辛口の場合には、お酒や水などでさっと洗うといいでしょう」

 また、長ねぎと昆布は「小鍋生活」の必需品だから、使いやすい大きさに切って常備している。
 長ねぎは、斜め薄切りにしたものをファスナー付きビニール袋に入れて冷蔵庫に保存。ここでも、小田先生のワンポイント・アドバイスがある。

 「長ねぎに限らず、小鍋によく使う白菜や水菜なども、適度な大きさに切り分けて保存しておくと便利です。コツは、ファスナー付きビニール袋に入れるときに少し空気を入れてあげること。空気がクッションになって、野菜がつぶされないからです」

 昆布は、5cm角に切って保存用コンテナに入れている。

 スープも「つくりおき」してある。
 塩(小さじ1/2)、ゆずこしょう(小さじ1)、ごま油(大さじ1)、水(2カップ)を混ぜ合わせてペットボトルに注ぎ込み、冷蔵庫にしまってあるのだ。

 さぁ、さっそく調理だ。
 豆腐を半分に切って、塩だら2切れをそれぞれ3等分。それらを、長ねぎと一緒に皿に盛って、テーブルへGO。

 テーブルの上に出しっぱなしのコンロに鍋を置き、スープを注いで5cm角の昆布を1枚入れて、火にかける。

 これで、準備万端。イスに座って、ビールをグラスに注ぐ。この時点で調理開始から3分。まさに、アッという間だ。

 鍋に強火は禁物(味が落ちる)。中火でじっくりと煮立てる。

 ちなみに、ゆずこしょうは自分の好みで増やしても減らしても大丈夫。辛い物が好きな方は、ガツンと多めに入れてみるといいだろう。
ここで、小田先生のワンポイント・アドバイスだ。

 「私がおすすめするのは、肥前みふく庵(佐賀県)のゆずこしょう。塩分が控えめで、香りも上品。お店の味がひとり暮らしでも出せる逸品です」

 スープが煮立ってきたら、豆腐を入れる。
 豆腐を入れてもう一度煮立ったら、弱火にして、さらに3分煮る。

 3分煮たら、塩だらと長ねぎを加えて火を少し強め、2~3分、火が通るまで煮る。

 そして再度煮立ったら、いよいよ完成!
 ごま油とゆずこしょうが効き、塩だらの旨みも溶け出した絶品スープが、野菜と豆腐にすみずみまで行き渡っている。もちろん、塩だらもやわらかくぷりぷりとしていておいしい。

 そして、ゆずこしょうの辛みで、ビールがうまい!

 〆はうどんに卵が絶品!
 大満足の「簡単タラチリ鍋」だった。
 身も心も部屋もポッカポカになり、
 ほろ酔い加減で、「あぁ、人生幸せだなぁ~」という気がしてくる。

 今晩の晩御飯に、ぜひおすすめしたい一品だ。

【ゆずこしょう風味の簡単タラチリ】

●具材
豆腐(半分に切る):1丁(300g)
切り身の塩だら(3等分に切る):2切れ(200g)
長ねぎ(斜め薄切り):1本(100g)

●スープ
塩:小さじ1/2
ゆずこしょう:小さじ1
ごま油:大さじ1
昆布(5cm角):1枚
水:2カップ

●つくり方
1 鍋に【スープ】を入れ、中火で煮立てる。
2 豆腐を入れ、煮立ったら、弱火にして3分煮る。
3 塩だら、長ねぎを加えて火を少し強めて2~3分、火が通るまで煮る。

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小田真規子

小田真規子(おだ・まきこ)
料理家・栄養士・フードディレクター。 女子栄養大学短期大学部卒業後、料理家のアシスタントを経て、有限会社スタジオナッツ(www.studionuts.com)を設立。 誰もが作りやすく、健康に配慮した、簡単でおいしい家庭料理をテーマに、『オレンジページ』『ESSE』などの生活雑誌や企業PR誌にオリジナルレシピを発表。家電、食品、調味料メーカーのメニュー開発、国内各地の産物・加工品の商品開発などもサポートしている。分かりやすいレシピが好評で、NHK「きょうの料理」「あさイチ」の料理コーナーに定期出演。著書は、『つくりおきおかずで朝つめるだけ! 弁当』(扶桑社)、『料理のきほん練習帳』(高橋書店)、『一日がしあわせになる朝ごはん』(文響社)など多数。中学校技術・家庭教科書(平成28年度)でも料理・監修を担当した。

 


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