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あなたを悩ます「めんどい人々」解析ファイル

恋人を「相方」と呼ぶのはアリかナシか

宮崎智之 [フリーライター]
【第40回】 2016年12月7日
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お笑いコンビじゃないんだから……

 先日、飲みの場で知人女性が、突然「うちの相方が?」と話し始めた。お笑いコンビでも組んだのかと思いきや、話の内容から察するに、どうやら彼氏のことを「相方」と呼んでいるらしい。デジタル大辞泉によると相方には「パートナー」「相棒」といった意味があり、補説として「近年は若者を中心に、恋人や配偶者をこう呼ぶこともある」と記されている。

 テレビで活躍するお笑いコンビの影響で、相方という呼び方が広がったのだと思われるが、正確な起源は定かではない。おそらく、自然発生的に定着していったものだと考えられる。

 しかし、もともとは恋人に対して使う言葉ではないだけに「相方って言われると、『えっ? 普通の関係じゃないの?』って思ってしまう」(30代女性)と違和感を覚える人もいる。別にムカつきはしないけど、ちょっとだけ引っかかる、といった感じだろうか。この女性のように妙な勘ぐりをする人がいると、場の空気が微妙なものになってしまうこともある。

「彼氏、彼女」はセックスの手垢がついた表現

 なぜ、恋人のことを相方と呼ぶのだろうか。かつて彼氏のことを相方と呼んでいた別の知人女性に話を聞くと、「『彼氏』と呼ぶのには、気恥ずかしさがあった」と当時を振り返る。

 「彼氏、彼女って呼び方はいかにも“男女の仲”って感じで嫌でした。もちろん、そういったこともするんですけど、私たちはセックスがしたいから付き合っているわけではないし、どちらかというと一緒に切磋琢磨する『相方』のような存在だと思っていたんです」

 価値観を共有できる相手と、人生を共に歩んでいく。そうした相手とは性的な関係を超えたつながりがあり、「彼氏、彼女」という手垢のついた表現で呼ぶのには抵抗がある、ということなのだろう。前出の30代女性の言う「普通の関係」とは一線を画したものなのだ。

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宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


あなたを悩ます「めんどい人々」解析ファイル

「なぜ、彼と話しているとイライラするのか」「彼女と関わると、なぜかトラブルに巻き込まれるのよね」――。あなたの周囲にも、きっとそんなタイプの人がいるだろう。そう、彼らは「めんどい人々」なのである。なぜ彼らは「めんどい」のか。世代間ギャップや価値観の違いなどその背景には色々な理由があるだろうが、はっきり理由がわからず、悩みは深まるばかりだ。この連載では、職場の上司、部下、同僚、そしてプライベートの友人、恋人まで、あなたを面倒事に巻き込む人々のパターンとうまく付き合って行くための心得を、できるだけわかり易く分析して行こう。「めんどい人々」とうまく付き合うための参考にしてほしい。

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