「あなたは、ちゃんとした人です。
私がそう言うのだから間違いありません」と言ってあげる


 本書を読んでいるあなたが、まわりから好かれていたり、「ほかの人にないものをたくさん持っている」と信頼されているときに、友人から「つらくてしょうがない。どうしたらいいか?」と相談されたら、こう言ってあげてください。

「私を信頼していますか?私は人を見る目があると思いますか?」

 そして、相手が「はい」と答えたら、続けて、こう言ってください。

「じゃあ、私の言うことが信用できますね。だったら言いますが、あなたはちゃんとした人ですよ。だからこそ、私はあなたを友人にしているんじゃないですか…」

 それで終わりです。一緒に頭を抱えて、「この問題は、どうやったら解決できるのかしら…」と、考えていたら、30年たっても40年たっても答えが出ません。

 自分を頼ってこられたら、頼られた私を少しだけ偉そうに考えて、一度、「私がこの人を治してあげられるのよ」と思ってみてください。

 そして、「あなたは、ちゃんとした人です。私がそう言うのだから間違いありません」と言ってあげてください。

 そうすれば、相手の悩みは、あっという間に、「5秒」で解決できるのです。