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あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

上司と部下がお互いを“タダ乗り視”する制度の欠落
「評判情報」を徹底活用するシリコンバレーに学べ!

河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長],渡部 幹 [モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]
【第23回】 2011年2月23日
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フリーライダー問題を解決するための
2つの立場と、見過ごされてきた問題

 これまで筆者らが述べてきたフリーライダーに対する解決策は、大き分けて2つある。個人的な解決と組織的な解決だ。

 個人的な解決は「自分がフリーライダーにならないように、何ができるか」を考えることであり、拙著『フリーライダー――あなたの隣のただのり社員』の第5章で詳しく述べているし、先週述べた40代からの生き方もそれに該当する。

 しかし、タダ乗り社員が跋扈する組織の中で、1人だけ自分を律して真面目に働いていてもフリーライダー問題は解決しない。やはり、個人の心がけだけではなく、組織的な解決が必要となる。

 組織的な解決は、組織の仕組みや制度としてフリーライダー問題の解決を図ることである。その方法は、さらに次の2種類に分けられる。

・タダ乗り社員に何らかのペナルティを課す
・そもそも、タダ乗りする者を組織に入れない

 社会科学では、この2つについて様々な研究が行なわれてきた。連載第21回で述べたシャピロ-スティグリッツモデルも、その1つである。それ以外にも、理論研究、実証研究を含め、1000を超える研究の蓄積がある。

 しかし、これらの研究のほとんどは、ある重要な点を無視している。シャピロースティグリッツモデルも例外ではない。

 それは「どうやってフリーライダーを見分けるか」という問題だ。

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河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長]

ワトソンワイアットを経て、「人と組織のマネジメント研究所」(株)道(タオ)を設立。ベストセラーとなった『ニワトリを殺すな』をはじめ、『デビルパワー エンジェルパワー』『育ちのヒント』(共に幻冬舎)など著書多数。慶応丸の内シティーキャンパス客員ファカルティー。

渡部 幹(わたべ・もとき)
[モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]

UCLA社会学研究科Ph.Dコース修了。北海道大学助手、京都大学助教、早稲田大学准教授を経て、現職。実験ゲームや進化シミュレーションを用いて制度・文化の生成と変容を社会心理学・大脳生理学分野の視点から研究しており、それらの研究を活かして企業組織にも様々な問題提起を行なう。現在はニューロビジネスという大脳生理学と経営学の融合プロジェクトのディレクターを務めている。代表的な著書に『不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか』(共著、講談社刊)。その他『ソフトローの基礎理論』(有斐閣刊)、『入門・政経経済学方法論』、『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』 (共著、講談社)など多数。


あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

いつになったら報われるのか――。熾烈な競争に晒されたビジネスマンは疲れ切っている。そんな彼らに強い負の感情を抱かせるのが、職場で増殖中の「タダ乗り社員」(フリーライダー)だ。タダ乗り社員が増える背景には、企業の制度やカルチャーが変化し、組織に矛盾が生じている側面もある。放っておいてはいけない。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者陣が、タダ乗り社員の実態と彼らへの対処法を徹底解説する。

「あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場」

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