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現代人の涙は枯れ果てた!?
モバイル情報社会とドライアイ

監修 戸田郁子(南青山アイクリニック東京理事長・東京院長)

井手ゆきえ [医学ライター],-週刊ダイヤモンド編集部-
【第33回】

 このところ疲れ目がひどいEさん、46歳。老眼かと眼科を受診したところ、ドライアイを指摘された──。

 ドライアイは涙の量や質の異常により、目の角膜表面が障害される病気。最も多い「蒸散型」では、まばたきの減少や涙液成分の異常で角膜表面が乾燥し、「肌荒れ」状態になる。

 目の表面を覆う涙は、いちばん外側から、被膜として水分の蒸発を防ぐ「油層」、栄養分と水分を含む「水層」、角膜表面に直接触れる「ムチン層」の3層構造になっている。油層の主成分はまつげの生え際にあるマイボーム腺から分泌されるが、なんらかの原因で腺が目詰まりすると、油層の形成が不完全になって水層の蒸発が早まる。

 一方、ムチン層の主成分は結膜のゴブレット細胞から分泌されているタンパク質で、粘性が高く、涙を目の表面に定着させる働きがある。このため、ゴブレット細胞の炎症などで分泌機能が低下すると、涙の保持力が落ちるわけだ。また、コンタクトレンズの長期使用で角膜表面がすでに荒れている場合は、涙が定着しにくいことが知られている。

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井手ゆきえ [医学ライター]

医学ライター。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会正会員。証券、IT関連の業界紙編集記者を経て、なぜか医学、生命科学分野に魅せられ、ここを安住の地と定める。ナラティブ(物語)とサイエンスの融合をこころざし、2006年よりフリーランス。一般向けにネット媒体、週刊/月刊誌、そのほか医療者向け媒体にて執筆中。生命体の秩序だった静謐さにくらべ人間は埒もないと嘆息しつつ、ひまさえあれば、医学雑誌と時代小説に読み耽っている。

 

週刊ダイヤモンド編集部


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