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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

これからの20年、30年
仕事を心躍るものにするには
目線を上げて自らを駆り立てよ

上田惇生
【第231回】 2011年2月28日
著者・コラム紹介バックナンバー
ダイヤモンド社刊
1890円(税込)

 「自らに刺激を与えるには、仕事を変えることが必要である。この必要性は、人がますます長生きをするようになり、ますます長く活動できるようになるにつれて大きくなる。仕事を変えるといっても、かけ離れたところに移る必要はない」(ドラッカー名著集(4)『非営利組織の経営』)

 ドラッカーは、「日常化した毎日が心地よくなったときこそ、違ったことを行なうよう、自らを駆り立てよ」という。しかし、たいていの人が、余裕で仕事をこなせるようになったことをよしとし、自己満足に陥る。その結果、ある日突然、燃え尽きる。

 しかも、気づかぬうちに、燃え尽きてしまう。たいていの場合、この「燃え尽きる」とは、仕事に飽きただけのことである。たいしたことでもないもののために、毎朝出勤しなければならないことほど、疲れを覚えることはない。

 喜びは、仕事とその成果の中になければならない。ドラッカーは、「石臼に向かいながらも、丘の上を見なければならない」という。目線を上げる必要がある。

 活躍すべき年月は、じつはまだ20年残っている。いや、30年かもしれない。問題は、その20年、30年をどうしたいかである。それを決めるのは、自分自身である。

 「自らの得るべきところを知るのは、自らである。自らに高い要求を課すのも、自らである。飽きることを自らに許さないよう予防策を講ずるのも、自らである。仕事を心躍るものにするのも、自らである」(『非営利組織の経営』)

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2017年1月21日号 定価710円(税込)

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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