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24時間じゃ足りないあなたへ 時間貧乏からの脱出法
【第10回】 2011年3月3日
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水口和彦 [(有)ビズアーク取締役社長]

「いつかやりたいこと」がやれない理由

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「今年の目標」は達成できないもの?

 「自分にはタイムマネジメントが必要だ」「タイムマネジメントをやってみよう」──。そう思う理由は人それぞれ、いろいろあります。たとえば「残業が多いので、減らしたい」というのがもっとも多い理由だと思います。その次に多いのは「目先のことに追われてばかりで、長期的な仕事ができない」という悩みです。

 「いつかやりたい」「時間ができたらやりたい」「長期的に少しずつやっていきたい」──。そういった仕事があるのに「(結果として)ほとんど進まない」そんな状況はストレスが溜まるものです。

 こうした状況は、今までに述べてきたタイムマネジメントを行なうことによって改善していきます。うまく時間を作るための基本は、目先の仕事を取捨選択し、計画的に効率よく進めていくこと。この基本なしに「やりたい仕事」にばかり気を取られてしまい、「目先の仕事」から目をそらしてしまうと、最後はその「目先の仕事」に足下をすくわれてしまいます。目先の仕事とはいえ、おろそかにしないのが基本です。

 しかし、長期的に進めていく仕事だからこその問題もあります。長期的なことは、目先のことに比べて「やらなければいけない」という実感が薄くなりがちなもの。そのため、忘れてしまったりしがちです。

 その一つの例が「今年の目標」です。「一年の計は元旦にあり」と言われるように、お正月に「その年一年の目標」を立てるビジネスパーソンは比較的多いはず。私たちが以前調査した結果では、三人にほぼ二人の比率で「その年一年の目標」を立てている人がいました。

 しかし、そういう「一年の目標」を立てても、つい忘れてしまったりして実行できない。そういう人も多いのです。「一年の目標を立てている」人の中で、「これまでほぼ達成してきた」という人は4人に一人。「達成できるかどうかは半々くらい」という人も4人に1人程度で、「達成できないことが多い」人が4人中2人と、もっとも多いのです。実は、「一年の目標」がうまくいっている人は案外少ないというのが実態なのです。

目標は「分割払い」にする

 「今年の目標」はなかなか達成しにくいもの……。これは、個人的な目標に限ったことではなく、組織の仕事にもよく似た状況があります。

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水口和彦 [(有)ビズアーク取締役社長]

1967年石川県生まれ。大阪大学大学院理学研究科修士課程終了後、住友電気工業株式会社に入社。自動車用ブレーキパッドのエンジニアとして、社内トップのヒット商品を開発。エンジニア時代に数々の時間管理手法を試すが、その手法の効率の悪さに納得できず、時間管理について研究を開始。試行錯誤の結果、シンプルでムダのない時間管理手法を確立。これが好評となり、さらに時間管理を普及させるために独立し、現在に至る。ホームページ「時間管理研究所」


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