「自分に向いている仕事」に
こだわる人の就職支援方法

 では「自分に向いている仕事」にこだわる人の就職支援方法は、どうすればいいのでしょうか。先述した中の支援のポイントは次の3つです。

(1)明確な期限を決める
(2)期限内に決める覚悟を持つ
(3)向いている仕事でも、向いていない仕事でも活躍できるという意識に変える

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 期限内に決めるという覚悟を持つことで、自分から行動を起こせるようになります。その際に「自分に向いている仕事」ではなく、どんな仕事でも自分の能力を活かすという気持ちを持つことが重要です。なぜなら仕事の幅を広げれば、自分の視野が広がっていくからです。

 次に、業界や社会の仕組みを理解するという一般的な就活の話に入ります。この段階になると、最初から諦めていたり遠慮していたりしていた業界や職種にエントリーできる可能性が出てきます。

 実践的なものでは、社会人や職場との接点が持てる機会(インターンシップなど)を増やしていくことをお勧めします。1日体験のインターンシップでもいいのですが、できれば職場を肌で感じたり、何かしらの挑戦ができたりするような環境に飛び込んで、ご自身で「○○の仕事」を実感することです。これにより、就活で行動の幅が広がります。

「向いている仕事、向いていない仕事」という考え方は、昔からある最初の関門です。しかし、周りから「○○の仕事は向いていない」と言われても気にせず、社会人としてのスタートに立っていただきたいと思います。

 どんな仕事も自分がどう関わり、一つひとつの積み重ねと成功体験でご自身が自信を持つこと。これが今後のご自身の仕事に対するやりがいにつながるのではないでしょうか。

(キャリアコンサルタント 櫻井樹吏)