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転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

求人増加コンサル経験者の「キャッチアップ力」に学べ

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第55回】 2017年2月6日
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転職市場では、なぜコンサルタント経験者の求人が多くなっているのでしょうか?

「未来投資型求人」は
コンサル経験者が人気に

 最近は「未来投資型求人」、すなわち経営企画や新規事業開発といった求人が増加していると前回述べました。

 そうした求人で具体的にどんな人が人気になっているかというと、コンサルタント経験者です。なぜコンサルタント経験者への引き合いが多くなっているのかといえば、現状をしっかり分析して課題を抽出し、次に打つべき一手をロジカルかつ的確に組み立てられる能力を期待できるからです。

 ベンチャー企業や中小企業においては社長のブレーンを担う役割が期待されている、といってもよいでしょう。実際にコンサルタント経験者が加わることで、業績が劇的に改善した会社も見かけます。

 昨年11月、当社が主催しているキャリアイベント「汐留アカデミー」で日本交通の経営再建を現場で主導した川鍋一朗会長にご登壇いただいたときのことです。

 ご自身がマッキンゼー出身である川鍋会長は自社にマッキンゼーOBを招き、戦略コンサルティングファームでは誰でも普通にやっている経営分析やマーケット分析を行ったところ、「本来、やるべきことが何もやれていない」事実が明らかになったそうです。

 そこで「本来、やるべきこと」に着手し始めると、すぐに成果が現れ、業績はみるみる伸びていき、「ある意味、コンサルタントは凄いなと思いました」と川鍋会長は語っていました。

 そんなふうに、世の中にはコンサルタントが当たり前のようにやっている取り組みを実行するだけで、業績が伸びる事業会社はたくさんあると思います。見方を変えれば、日本にはそれだけ経営の遅れている会社が多い、ということでもありますが…。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し、同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。53歳。1963年生まれ、いて座。

 


転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳以上の転職がもはや当たり前の時代になり、これからはより多くの人が転職を意識することになる。しかしそのときに「転職の作法」を全く知らないがために、失敗し続けてしまっては本末転倒だ。この連載では、失敗した人を具体的な事例として出しながら、何が悪かったのか2万人を見てきた転職コンサルタント丸山貴宏の視点で一刀両断。成功へと導く手助けをします。

「転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏」

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