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転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

「企業が欲しがる人」は技術・市場の激変でこう変わる

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第54回】 2017年1月23日
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人材紹介会社のコンサルタントには「これからお勧めの業種・職種は何ですか?」という質問がよく寄せられますが、現在の経済環境下で、その質問にお答えするのは非常に困難です。

将来を見据えた
採用が増えている

 人材紹介会社のコンサルタントには「これからお勧めの業種・職種は何ですか?」という質問がよく寄せられます。しかし現在の経済環境下で、その質問にお答えするのは非常に困難です。

 その理由について述べる前に、まずは最近の求人の傾向についてお話したいと思います。

 景気回復の持続を反映し、人材紹介会社が顧客企業から受け取る紹介手数料が上がり始めて久しくなります。

 当社では現在のような景気回復局面では自分たちから紹介手数料を値上げしない方針をとっていますが、お客様のほうから「紹介手数料を上げます」「期間限定で〇%にします」といった話をいただくことも少なくありません。

 採用は景気の遅行指標であるため、従来はこうしたお客様からの紹介手数料アップの話が出てくると「そろそろ景気回復の天井が来るかな……」と警戒していました。ところが今回は紹介手数料アップの話をいただくようになってから2年ほど経過しているにもかかわらず、いまだにアップする一方です。

 これは多くの企業で人材が不足していることに加え、2020年の東京オリンピック開催に伴う需要増という事情もあり、不確実な要素はありながらもこの傾向はまだまだ続きそうな予感がします。

 このような状況下で出てくる求人の多い特徴として「未来投資型求人」があります。具体的には経営企画や新規事業開発といった人材の募集です。「未来投資型求人」が増えるのは、企業の足元のビジネスが好調な証拠です。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し、同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。53歳。1963年生まれ、いて座。

 


転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳以上の転職がもはや当たり前の時代になり、これからはより多くの人が転職を意識することになる。しかしそのときに「転職の作法」を全く知らないがために、失敗し続けてしまっては本末転倒だ。この連載では、失敗した人を具体的な事例として出しながら、何が悪かったのか2万人を見てきた転職コンサルタント丸山貴宏の視点で一刀両断。成功へと導く手助けをします。

「転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏」

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