周囲から見て「困った人」とレッテルを貼られやすいバブル世代の“バブルさん”、ゆとり世代の“ゆとりちゃん”。当連載では、そんな2つの世代を対象に、 就職氷河期世代の“氷河期くん”(またはその他の世代)が会社の人間関係をどううまく対処すべきなのかを研究していく。親愛なるバブルさん、ゆとりちゃん、どうか温かい目で見守って欲しい。そして同志である氷河期くんには、ぜひ考え方の合わない上司&部下に対処するときに、参考にしていただきたい。
今回は独立して地域情報紙の制作会社を営むバブルさんに話を伺った。独立してわずか4年にして、現在は20人の社員を抱える社長である、町山さん(仮名、1966年生まれ、44歳)。ベンチャーならではの行動力と、年齢から来る安心感が同居する人で、人間的な欠陥は特に見当たらない。しかし、以前から顔見知りだったこともあり、震災後に久しぶりにお電話をいただいたので、今回はこの震災とバブルさんと言うテーマでお話を伺うことにした。まあ、今回の震災に限っては世代なんて関係なく皆ショックだったと思うが、世代間で少しこの震災の受け止め方が違うような気がするので、その正体を知りたかったのだ。
<今回のバブルさん>
町山大二郎さん(仮名)
年齢:44歳(1966年生まれ)
業種:地域情報紙運営、その他制作
職種:経営者
最終学歴:大卒
婚姻:既婚、12年目 出身:茨城県
現在のお住まい:新宿区
家族構成:ご本人、奥さん、娘2人
バブル社長&氷河期社長が語る
それぞれの震災当日&本業への影響
――よろしくお願いします。町山さんは会社の経営者として働いていらっしゃいますが、今回の災害では御社のなかにも帰宅困難者がいらっしゃいましたか?
震災の当日、会社に寝泊まりしたスタッフは、5人ほどいました。私は近所に住んでいたのと、家族がいるので、社員を残していったん帰宅しましたが、夜中には会社に残っているスタッフが心配になってもう一度出社しました。