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「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

婚活で「草食系男子悪玉論」が広まるのはなぜ?
煮え切らぬ態度にイラ立つ肉食系女子の散々な言い分

宮崎智之 [フリーライター]
【第5回】 2011年4月18日
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 婚活についての言説の中で、頻出するようになったキーワードがある。それは、「草食系」という言葉だ。

 すでに説明不要かと思うが、恋愛に消極的な人を指す言葉が「草食系」である。主に男性に対して用いられ、「草食系男子」などという言われ方をする。その対として用いられる言葉が「肉食系女子」という言葉だ。

 「草食系男子」「肉食系女子」が婚活の文脈で用いられるときには、「男性が草食化し、女性に対して積極的にアピールしなくなったため、結婚が難しくなっている。一方、女性が肉食化しているため、男性との間でミスマッチが生じている」という言説が多い。

 就職活動でも、「最近の男子学生や男性新入社員は草食系で元気がなく、向上心が低い」などと「草食系悪玉論」がまことしやかに流布されている。さすがに、それは短絡的すぎる考え方だとは思うが、まるで、草食系が様々な社会問題の根源だと言わんばかりの感情論も目立つ。

「草食系」を自認する男はウザい!
リスクを回避する頼りない男に批難集中

 これまでの連載で触れてきたように、昔ながらの結婚観はすでに失われてしまっている。そういった中で、草食系男子の誕生は婚活や恋愛に少なからず影響を及ぼしているのは確かだ。しかし、婚活が上手くいかないのは、草食系男子の消極性だけが原因であると断定して良いのだろうか?

 今回は巷に広がっている「草食系悪玉論」について検証してみたい。

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宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

日本は「結婚受難」の時代に突入した。街やオフィスには、「出会いがない」と焦る独身者や「結婚に疲れ果てた」と嘆く既婚者が溢れている。一昔前の日本人なら誰しも得られた「結婚」という当たり前の幸せを、得ることができない。夢や希望を失った「ロス婚」(ロスコン)な人々が増殖する背景には、いったい何があるのか? 婚活や結婚生活に悩みを抱える人々の姿を通じて、「日本人の結婚」をいま一度問い直してみよう。

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