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これならわかる! 「國貞克則の使える会計勉強法」
【第3回】 2011年4月25日
著者・コラム紹介バックナンバー
國貞克則 [ボナ・ヴィータ コーポレーション代表取締役]

お金の出入りを表す収支計算書と
PL・BSとの関係

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第1回のコラムで、PL・BS・CSの3つの表ですべての会社に共通する お金を集める→投資する→利益をあげる という3つの活動を説明していると述べました。第2回のコラムでは、収支計算書だけでは会社の財産や借金の残高を説明できないからBSがあり、1事業年度の正しい利益を計算するためにPLがあると述べました。第3回のこのコラムでは収支計算書とPL・BSの関係を説明します。

複式簿記ってなんだろう?

 そもそも収支計算書という表はどうやって作るのでしょうか。考えるまでもありませんね。すべての取引を「現金の出入り」という1つの観点で整理したら収支計算書になります。見ているのは現金の動きという「現金」1点です。現金が入ってくれば「収入」に記載され、現金が出て行ったら「支出」に記載されます。現金という1つの観点ですべての取引を帳簿に記帳するので「単式簿記」と言われることもあります。簿記とは帳簿に記帳するという意味の簿記です。

 一方、PL・BSという表は複式簿記という方法で作られたものです。複式簿記の「複式」とは「2」のことです。つまり、すべての取引を2つの観点からみて図3-1にあるような「資産」「負債」「純資産」「費用」「収益」の5つに分類して帳簿に記帳していくのが複式簿記です。ここでは「収益」は「売上」のことだと思っておいてください。

図3-1 複式簿記の5つの分類

 

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國貞克則 [ボナ・ヴィータ コーポレーション代表取締役]

1961年生まれ。東北大学工学部卒業後、神戸製鋼所入社。海外プラント輸出、人事、企画などを経て、96年米クレアモント大学ピーター・ドラッカー経営大学院でMBA取得。2001年ボナ・ヴィータ コーポレーションを設立。ドラッカー経営学導入を中心にしたコンサルティングと、日経ビジネススクールなどで会計の講義を行っている。
主な著書に『財務3表一体理解法』(朝日新書)、『ストーリーでわかる財務3表超入門』(ダイヤモンド社)、『究極のドラッカー』(角川新書)、『The Trilateral Approach:グローバルに働く人の英文会計』(ボナ・ヴィータ コーポレーション)などがある。


これならわかる! 「國貞克則の使える会計勉強法」

会計の勉強は難しいと思われがちですが、お金の出入りを表すお小遣い帳や家計簿が理解できる人なら誰でも理解できます。

この連載では、いままで会計がわからなかった人、初めて会計を学ぶ人に向けて、会計の本質と全体像を理解するためのコツをお教えします。

実際のビジネスの現場でのお金の流れから会計の仕組みをつかむ、そして、PL(損益計算書)・BS(貸借対照表)・CS(キャッシュフロー計算書)のつながりで会計を理解する、画期的な勉強法をお楽しみください。

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