
多額の資産を持つ富裕層は、その資産を守り、発展させていくために、さまざまな営業マンや専門家と付き合います。そのような人たちに自分のために動いてもらうことが肝心なのです。“本物の富裕層”はこうした周りの人たちを動かす技術が優れています。(アレース・ファミリーオフィス代表取締役 江幡吉昭)
本物の富裕層は
「人の使い方」がうまい
富裕層の考え方や習慣――というと、高級車やクルーザー、タワマン、豪華な別荘など「お金の使い方」に目が行きがちですが、われわれが本当に注目すべきテーマは、彼らの「人の使い方」なのかもしれません。
「本当にお金を持っている人って、みんな“経営者っぽい”んだよね」
これは、私が銀行員時代、富裕層のご自宅で提案をしていたときに同席していた上司の支店長がポロッと漏らした一言でした。
世の中には多くの富裕層がいますが、一代で巨万の資産を築いた富裕層には、ある共通点があります。
それは「人の使い方」、言い換えれば「マネジメント」がうまいということです。
見込みのある営業マンに
富裕層が投げかける質問とは?
富裕層の周囲には、日々さまざまな営業マンや専門家が訪れます。銀行、証券、保険、不動産、コンサル、M&A、税務、法務……。営業マンにとっては、「いかに気に入られるか」が勝負です。
ところが、本物の富裕層は、どれだけ感じがよくて頼りになりそうな営業マンだったとしても、いきなり仕事を発注したりはしません。