“ノルマ達成”のため?
カップルを長時間問い詰める警察官

 続いて、モンスター度・中級(筆者独自の判断)の事例を見ていこう。

 「建築系の仕事をしていた彼と付き合っていた10代のときの話です。検問にあって『無免じゃないよね?』と、最初からすごく失礼な質問をされました。金髪に近い髪色の彼と明るい茶髪の私は、確かにけっこう派手な外見をしていて、そのせいで偏見を持たれているなあと感じて、不快な気持ちになったのを覚えています。

 その後は車内をくまなくチェックされ、彼の仕事道具を見られた後、一つひとつについて『これは何に使うの?』と問い詰めてきたり、『どうして仕事の日でもないのに、こんなものを持ってるの?』と疑いの目で見てきたり、とにかく質問責めにしてくるんです。

 さらに無意味な質問は続き、『今までどこにいたの?』『何してたの?』『いつから付き合ってるの?』など、1時間近く拘束されて神経がすり減りました。警察には検挙ノルマがある、という噂を聞きますが、見た目がチャラチャラしているからといって、疑う気満々で接してくるのは不愉快でした」(30代女性)

 やや昔の話になるが、2004年に、兵庫県警の自動車警ら隊隊員による捜査書類ねつ造事件が報じられ、警察内部に存在する厳しいノルマの存在が浮き彫りになった。同隊隊員の間では検挙件数が勤務実績の評価に結びつき、成績が表彰や昇任、異動を左右する要素になること、検挙目標を達成するよう強いられていたことなどが明らかになり、隊員らは書類をねつ造することで、検挙実績を水増ししていたという報道だった。

 組織内のポストの数は限られている。警察でもそれ以外でも同じだ。その世界の中でサバイブし、出世の階段を上っていくには、1件でも多く検挙することが必要なのだろう。だからといって、身なりの派手な若者をターゲットにして1時間も拘束するのはいかがなものだろうか。

すべては保身のため?
嫌いな教師を私情で飛ばした校長

 「子どもの頃、西日本の某県に住んでいました。多くの地方都市に共通すると思いますが『公立校の教師が一番エラい』とされているふしがあります。公務員=すごい、地元の国公立大学を出て教師になるのがエリートだ、と考えている人はけっこう多いんです。