もちろん、見た目と関係なく爆発的に売る営業マンもいる。どう見てもホスト風でチャラチャラしている服装をしているのにもかかわらず成績は抜群とか、型破りな営業マン、伝説的な営業マンの話は聞く。しかし、そういったケースは極めて稀である。珍しいからこそ、型破りで伝説なのだ。

 やはり見た目に気を使っており清潔感がある服装をしている営業マンが圧倒的に有利であることは間違いない。

 《最近なんか仕事がうまくいかない》という人は仕事のやり方を見直す前に、見た目について検討してみるのも一つの手だろう。見た目を改善した途端、相手のウケがよくなるだけでなく、自分の気分も変わる。その途端にいい流れになることもよくあるものだ。

備品のボールペンで
客を失った営業マン

 先日、ハウスメーカーのトップ営業マンの人とお会いしたとのことだ。お客様とのやり取りについて「お客様は営業マンの持ち物をよく観察しているんですよ」と話してくれた。スーツやネクタイはもちろんのこと、ボールペンや手帳といった備品もよく見ているという。

 トップ営業マンはそういった事実をよく知っており、意識して「持ち物」を選んでいるのだ。特に住宅の購入は何千万円という高額なの契約になるし、ほとんどの人にとって「一生に一度」の大きな買い物だ。そこで担当の営業マンが安っぽい手帳と粗品でもらった軽そうなボールペンを使っていたらどうだろう?

 その姿を見て《この人に任せて大丈夫だろうか…》と不安になるのも当然だ。これは住宅営業だけの話ではない。

 以前、イベント運営会社の営業マンと打ち合わせをしたが、ビジネスホテルの名前が入ったプラスチックのボールペンを使っていた。その姿を見て《この会社じゃダメだ、別の会社を検討しよう》と思ってしまった。

 この営業マンはボールペン1つでチャンスを逃したのだ。