経営×総務
社員の能力を100%引き出す 食事マネジメント
【第13回】 2017年5月23日
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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

ジム通いでも痩せない理由は「ジム後の食事」だった

仕事後にジムに通う場合、食事の時間が遅くなりがちです。痩せやすい体を作るべく食事の内容と3食の間隔を調整しましょう

減量のための仕事終わりのジム通い
思うように痩せないワケ

 「ジムに通っているのに体重が落ちない!!」
「体重は落ちたけど、お腹周りが落ちない…」

 減量を目的にジムに通っているにもかかわらず、なぜか体重が減らない。体重は落ちたけれど、肝心のお腹の肉が落ちない…このような話を聞くことは少なくありません。特に、体重は落ちたけれど、お腹周りが落ちないというのは、ジムに通っているかどうかに関係なくよく聞く話でもあります。

 お腹周りというと、メタボ腹、つまり暴飲暴食が真っ先に思い浮かびますが、もしかして、筋力不足によるものかもしれません。

 ジムに通うだけでは筋力は増えませんし、減量のためにランニングなど有酸素運動を中心にしている場合は、思うような結果が出ないこともあります。なにより、仕事帰りにジムに行くとどのタイミングでどのようなものを食べたらいいかが分からず、身体を引き締めるどころか、筋肉を落としてしまう食生活に陥ることもあります。

 仕事帰りにジムに行くと夕食が遅い時間になってしまい、特に男性の場合は、とりあえずプロテイン飲料さえ飲んでいればいいだろうと夕食代わりに選択しがちです。これが実は体にとって危ない橋を渡っていることが多々あるのです。

 ここで、プロテイン飲料を飲む頻度が高い人に質問です。今お飲みのプロテイン飲料で、どれだけのタンパク質量を摂れているかご存じですか?

 「○○gくらい」とパッと答えられない場合には、充分な量を摂れていないかもしれません。パッケージにプロテインと書いてあるだけで、1食に必要なタンパク質量にははるか及ばず、たった5g程度、というものもあります。プロテイン飲料に限らず、手に取る頻度が高いものはイメージだけで選んでいないか、注意が必要です。

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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。
著書には『10年後も見た目が変わらない食べ方のルール』(PHP新書)、『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』(晋遊舎新書)、『甘い物は脳に悪い すぐに成果が出る食の新常識 』(幻冬舎新書)などがある。

 


社員の能力を100%引き出す 食事マネジメント

かつて社員の病気や体調不良は、自己責任というイメージが強くありました。しかし今、社員の健康上の問題は、会社の経営・業績に大きな影響を及ぼしかねません。この連載では、職種などで異なる「特有な働き方の問題点」、それに伴う「食事の問題点」を紐解きながら、人事・総務部はどのように対処すれば改善すべきか、栄養士の目線から解説します。

「社員の能力を100%引き出す 食事マネジメント」

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