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財務・会計部門のデジタル化で
30年前の製造業と同じことが起こる

――デロイト幹部が語る

末岡洋子
【第147回】 2017年5月24日
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Deloitte(デロイト)でプリンシパルを務めるMatt Soderberg氏

 財務・会計部門に大きな変革が押し寄せている――大手監査・コンサル事務所Deloitte(デロイト)でプリンシパルを務めるMatt Soderberg氏はこう予言する。具体的には、プロセス変更と自動化による人員削減が起こるという。「経理や会計担当は現在のスキルからの拡大が求められている」と助言する。

 Soderberg氏が、4月にOracleが米ボストンで開催したERPのイベント「Modern Finance Experience 2017」の基調講演で語った。

 Soderberg氏はDeloittのコンサルティング部門で、米国地区ファイナンスオペレーション改善担当リーダーを務める。業務上、大企業を中心に会計、財務部門の支援をしているが、技術の変化が業務を変えつつあるのを目の当たりにしているという。「財務・会計部門は業務効率を改善し、CEOのパートナーとなることが求められている」と全体のトレンドを説明する。

財務の仕事はこれまでの
1/10の人員でこなせる?

 まず、Soderberg氏はあるグローバル企業の財務担当幹部の1日を次のように説明する。

 「月末のある夜、寝ている間に国別のリアルタイムの情報に基づくレポートが自動生成され、自分のダッシュボードに反映される。午前中CFOとのミーティングに向けて簡単な準備をしているうちに、ブラジルで最も売り上げの変動が大きいことがわかる。ドリルダウンすると、コグニティブ技術がブラジル市場のパターンを指摘してくれる。ミーティング中、CFOにマーケティングキャンペーンの予想はと聞かれて、その場で新しいシナリオを適応して売り上げにどのぐらい貢献するのかの予想値を割り出す――このようなことが、10%のスタッフでできるようになる。これがデジタル時代の財務だ」

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末岡洋子

すえおか・ようこ/フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている。


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