しかし、こうも急激に広がると、当然、拒否反応も起こる。ニュースサイト「しらべぇ」 の調査(2015年7月27日付け)によると、「スーツにリュック」に対して違和感を抱いている20代は34.9%。年代が上がるにつれて増加する傾向があり、60代では51.0%と半数以上がリュック否定派となっている。特に、「仕事ができる」「出世している」と自分で意識している人たちの間で、「リュックは非常識だ」という感覚が広がっているのだという。

新入社員がリュックを背負ってきたら?

 機能性、デザイン性ともに進化をし続けているビジネス用のリュックだが、「スーツにリュック」に対して違和感を覚える人がいる以上、どうするべきか考えなければいけない。

 なぜリュックがNGなのかについては、これといった理由はなく「なんとなく非常識な気がする」と考えている人がほとんどだ。仮に、営業回りに連れて行った新入社員が、リュックを背負って来たら、あなたはどうするだろうか。判断がわかれる、非常に難しい問題である。訪問先が年配の人物である場合は、「非常識だからやめてくれ」と指導するかもしれない。

「オタクっぽい」という指摘があったが、見方によっては「意識高い系」にも見える。スーツにリュックで、スターバックスのコーヒーを片手に颯爽と歩いている姿は、ニューヨーカーのようでしゃらくさい。ビジネスパーソンが手提げかカバンを握り締める、あの手には強い意志が感じられるが、両手がぷらーんと垂れ下がっているリュックスタイルはどうなのか。だらしがなく、仕事ができない印象を持たれるかもしれない。遠足に行くようにも見えて馬鹿っぽい。