四流大卒、TOEICスコア235点、社外からは「広告費ドロボウ」、社内からは居眠りばかりの「メトロノーム」と揶揄されながらも、接待で絶対失敗しない「郷ひろみ理論」、3秒で好印象を残す「つむじ理論」、キーマンから一目置かれる「20メートル手前理論」等の「ぶっちぎり理論38」を開発。ダメ社員から「スーパー副部長」になった、現役大手広告代理店営業マン(39)をご存じだろうか。
  7月29日に、『<落ちこぼれでも3秒で社内エースに変わる!>ぶっちぎり理論38』を刊行したばかりの著者が、「いますぐできて、目立って、かわいがられる」超具体的な「ぶっちぎり理論38」の極意を語る5日連続企画。
  今日から「こんなの はじめて ありがとう(→KHA理論)」とか、「ぶっちぎってますね!」と社内外で言われてしまう「3秒理論」を初公開する!

ダメ社員から「スーパー副部長」になった秘密

  私は現在、大手広告代理店で「副部長」という役職に就いています。

  でも、私がこのポジションを任せられるようになったのは、私が「優秀な人材だったから」ではありません。
  むしろ、その逆! 私がかつて「人並みのことも人並みにできない、落ちこぼれの代表」だったからです。

  入社当時の私は、「世界は、後田(うしろだ)中心に回っている」と勘違いして、不遜な態度をとっていました。
  ギョーカイ人(じん)気取りもはなはだしく、先輩を「チャン付け」で呼ぶなど、社内でも愚行のオンパレード。

  人前で居眠りはするし、屁もこくし(笑)、デリカシーにかける振る舞いの連続。
  広告のキャンペーンで、クライアントに5000万円の損失を与えてしまったことも、お客様を怒らせ、門前払いにあったこともあります。

  数々の「伝説に残る失敗」をしでかし、まわりからは「ダメ社員」「リストラ候補」とののしられ、あげく、「うつ状態」と診断され、半年間の休職……。
  私はようやく「根拠のない自信は身を滅ぼす」ことを痛切に学びました。

  失敗することへの恐怖と、怖れと、痛みをだれよりも知る一方で、評価を取り戻す過程において、「絶対に失敗しないためのノウハウ」を身につけたからこそ、私はダメ社員から業界平均の1000倍の数字をたたき出す「スーパー副部長」へ、ダメ社員から「社内エース」へと抜擢されたのでしょう。

  数々の失敗を経験し、返り血を浴びて、息もたえだえになりながらつくり上げたのが「ぶっちぎり理論38」なのです。

ぜんぶ3秒でできて、「気がきくね」と言われる「ぶっちぎり理論38」

「ぶっちぎり理論38」は、「ビジネスパーソンとしての基礎力」を鍛えるための理論であり、だれでも、すぐに、カンタンに使える理論です。必殺技でも、特殊能力でも、上級編でもありません。

  次の「3つのルール」を体系的にまとめたのが「ぶっちぎり理論38」です。