闇株新聞[2017年]
2017年7月21日公開(2017年8月15日更新)
バックナンバー 著者・コラム紹介
闇株新聞編集部

トランプ政権を手玉にとる危険な黒幕。
もうひとつの「ロシアゲート」はキッシンジャー闇株新聞が訝るキッシンジャーの暗躍

闇株新聞プレミアムメールマガジン 20日間無料!

ニューヨーク・タイムズが「トランプ大統領の長男が大統領選挙中、ロシア政府と通じる人物と面会していた」と報じ、全米が「ロシアゲート疑惑の証拠」と大騒ぎになっています。真相は「ヒラリーが不利になるネタを提供する」と持ちかけてきた“うさん臭い連中”に釣られただけだったようですが、ロシアゲート疑惑ではそれよりはるかに重大で深刻な闇があることを刺激的な金融メルマガ『闇株新聞プレミアム』が報じています。

トランプ政権を手玉にとる危険な黒幕。もうひとつの「ロシアゲート」はキッシンジャー 闇株新聞が訝るキッシンジャーの暗躍

自らの利益のためなら誰とでも手を結び
躊躇なく裏切る老獪きわまる人物

 マスコミが大した事件でもないことを大騒ぎするときは「もっと重要な事実」を覆い隠す工作を疑うのが定石です。トランプ大統領の長男が大統領選挙中にロシア側の人物と面会していた“事件”もそうで、もう1つの隠れた「親ロシア・ルート」の存在が浮かびあがってきました。

 それは、ニクソン政権で国務長官を務めたヘンリー・キッシンジャーが主宰する「キッシンジャー・アソシエイツ」です。 キッシンジャーが関わっているとなると「ロシアゲート疑惑」の真相ははるかに複雑かつ危険なものになります。

 そもそも米大統領が誰になるかで各国の国益は大きく左右されます。ヒラリーが中国と通じているのは世界の常識であり、ロシアがそれを阻止すべくトランプ陣営に加担する動機は十分にありました。

 米国にも親中政権誕生を阻止しなければと考える超保守派がおり、彼らがロシアの協力を得たと考えても不思議ではありません。しかし、超保守派の動機はそれが正しいかどうかはともかく愛国心からくる行動ですが、キッシンジャーはそうではありません。

 キッシンジャーは自分の利益のためなら誰とでも手を組み、何の躊躇もなく裏切るかなり危険な人物です。

【ヘンリー・キッシンジャー】
1923年ドイツ生まれのユダヤ人。ナチス政権が誕生したため1938年に家族と共に米国に移住。ニクソン政権およびフォード政権で国家安全保障補佐官や国務長官を務めた。1971年に中国を極秘訪問して周恩来首相(当時)と会談、米中国交回復の道筋をつけた。米中国交が正式に回復したのは毛沢東が死去し鄧小平体制となった1979年でホワイトハウスを離れた後だったが、キッシンジャーは文化大革命で停滞した中国経済を立て直そうとする鄧小平に取り入り、中国進出を目論む米国企業と米国進出したい中国国営企業の独占的な窓口となり莫大な利益を手中に収めた。その後(東西冷戦真っ只中であったにもかかわらず)活動範囲をソビエト連邦や共産圏に広げ、闇の権力基盤を強固なものにしていった。

プーチンに呼ばれ渡露したキッシンジャーが
帰国後トランプを自宅に招き何を話したか?

 キッシンジャーは大統領予備選が始まったばかりの2016年2月3日、プーチン大統領に招かれロシアを訪問しています。そして帰国後の5月18日にトランプを自宅に招いています。キッシンジャーがトランプと何を話したのかは、本紙の知るところではありません。

 恐らくは外交音痴のトランプに取り入り「親中のヒラリーに勝つためにはロシアと仲良くしたほうがよい」「ロシアは米国の脅威ではない」「世界秩序を維持するうえで不可欠なパートナーとなりうる」「そのためには人材提供も含め協力を惜しまない」などと働きかけ、すっかり手玉にとってしまったであろうことは想像に難くありません。

 事実、トランプが大統領選に勝利し安倍首相とトランプタワ-で会談した2016年11月17日、キッシンジャーは同じくトランプタワーを訪れて国家安全保障担当大臣補佐にマイケル・フリンを、同副補佐官に自らの側近中の側近キャサリン・マクファーランドを「推薦」しています。

 両名はそのままその役職に指名されたものの、フリンは政権発足直後にロシアゲート疑惑で辞任に追い込まれ、マクファーランドもシンガポール大使に転出しました。この一件でキッシンジャーのアプローチは止まったかと思いきや、まったくそんなことはなかったようです。

すべてはキッシンジャーのシナリオか!?
操られるトランプの危うい政権運営は続く

 FBIのコミー長官(当時)が正式に解任された5月10日、ホワイトハウスではロシアのラブロフ外相とトランプ大統領の共同記者会見が予定されていました。ところが記者がホワイトハウスに入るとトランプ大統領とキッシンジャーが並んで座っており、その場でコミー長官解任が発表されたのでした(ラブロフ外相はホワイトハウスにはいたものの、共同記者会見はキャンセルされました)。

 もっと大きな問題は、そのときホワイトハウスにはいないことになっていたキスリャク駐米大使がいたことです。キスリャクは公然と「大物スパイ」と囁かれた人物で、フリンが辞任に追い込まれた最大の理由も就任前にキスリャクと密談していたからなのです。そんな人物をホワイトハウスに招き入れたら、それだけで大問題になるのは明らかです。

 さらに不思議なのは発覚の経緯で、トランプとラブロフとキスリャクがホワイトハウスで並んで映っている写真が「どこからともなく」公表されたのです。トランプは公表しないことを条件に写真撮影に応じたはずで、リーク元はもちろんロシア側としか考えられません。そして写真には写っていませんが、そこにはキッシンジャーもいたことになります。

 ここまでできるだけ推測を入れずに書いてきましたが、一連の出来事にキッシンジャーの影を見ない部分は1つもありません。ロシアゲート疑惑とは、超保守派の(正しいことかどうかはともかくとして)愛国心と、自分の利益しか考えないキッシンジャーが別々に引き起こしたものだったようです。従って疑惑追及の行方も格段に読みにくくなってきました。

 キッシンジャーは今でこそロシアの利益を代表していますが、中国と距離を置いているわけではありません。常に両国を天秤にかけ、いつでも乗り換える準備ができています。ここで何かを判断するつもりはありませんが、キッシンジャーがトランプ政権の背後にいる限り、世界の政治バランスはきわめて不安定かつ危険な状況であると考えなければなりません。

本連載は刺激的な金融メルマガ『闇株新聞プレミアム』から一部を抜粋・要約して掲載しています。今回は「正確に報道されないロシアゲート疑惑の真相 キッシンジャーの役割とは」から引用しまいたが、本編はsらにトランプJrが釣られたロシア人脈の胡散臭い面々の詳細、キッシンジャーがロッキード事件で田中角栄首相を失脚させた経緯などまで言及し、深くマニアックな知識が詰まった記事になっています。

闇株新聞PREMIUM

闇株新聞PREMIUM
【発行周期】 毎週月曜日・ほか随時  【価格】 2,552円/月(税込)
闇株新聞PREMIUM 闇株新聞
週刊「闇株新聞」よりもさらに濃密な見解を毎週月曜日にお届けします。ニュースでは教えてくれない世界経済の見解、世間を騒がせている事件の裏側など闇株新聞にしか書けないネタが満載。
お試しはコチラ

 

DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

●DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)とは?

金融・経済・ビジネス・投資に役立つタイムリーかつ有益な情報からブログに書けないディープな話まで、多彩な執筆陣がお届けする有料メールマガジンサービス。
初めての方は、購読後20日間無料! 


世の中の仕組みと人生のデザイン
【発行周期】 隔週木曜日  【価格】 864円/月(税込)
世の中の仕組みと人生のデザイン 橘 玲
金融、資産運用などに詳しい作家・橘玲氏が金融市場を含めた「世の中の仕組み」の中で、いかに楽しく(賢く)生きるか(人生のデザイン)をメルマガで伝えます。
お試しはコチラ

堀江 貴文のブログでは言えない話
【発行周期】 毎週月曜日、水曜、ほか随時  【価格】 864円/月(税込)
堀江 貴文のブログでは言えない話 堀江 貴文
巷ではホリエモンなんて呼ばれています。無料の媒体では書けない、とっておきの情報を書いていこうと思っています。メルマガ内公開で質問にも答えます。
お試しはコチラ

 

Special topics pr


ZAiオンラインPickUP
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは?
ランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証  アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!


 

12月号10月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【株で資産倍増計画![2018年版]】
1億円に早く近づく厳選56銘柄を公開
億超え投資家資産倍増の極意
・今後1年の日経平均の高値&安値を大予測
プロが提言! 2018年に日本株を買うべき理由! 
・変化の追い風を先読み! 新デフレ&新興国株
・好業績&割安! 上方修正期待株&成長割安株
・第4次産業革命! 独自技術を持つ部品株
新iPhone上がる株 25
利回りが大幅アップ!「長期優遇あり」の優待株
・今買うべき新興国株投資信託ベスト25
ネット証券のサービスを徹底比較! 
・怖いのは死亡・入院だけじゃない!
「働けない」を 助ける保険! 
iDeCo個人型確定拠出年金老後貧乏脱出!

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! 新築マンションランキング