あなたはひとりで飲みに行くことがありますか。それとも飲みに行くなら必ず誰かと一緒ですか。
「ひとりで飲むなんて、暗いから嫌!」
このように思っている方は少なくないでしょうが、今やそうも言い切れない時代になりつつあるようです。
職場の同僚と飲みながら騒いで気分を晴らすより、ひとりで飲みながら自分に向き合ってリフレッシュし、短時間で切り上げる――。こんな“イマドキの飲み方”をする若手ビジネスパーソンが増えているからです。
一見、寂しそうにも見えますが、職場の同僚や上司たちは「ひとり飲み」をする彼らを傍観していればよいのでしょうか。それとも積極的に飲みに誘うべきなのでしょうか。最近、急増している「ひとり飲み」する若手ビジネスパーソンへの接し方について考えてみましょう。
「会社帰り」に「同僚と」が基本だった
多くのビジネスパーソンを救った“飲みの場”
仕事帰りに1杯飲みに行くのは、気分転換にいいものです。夏であればビールやハイボール、冬なら焼酎のお湯割りでつまみをいただけば、上司へのイライラも少しは解消するかもしれません。
新生フィナンシャルが行った「2011年サラリーマンのお小遣い調査」によると、1ヵ月における「飲み」の回数は20代で3.8回、30代で2.7回。飲み代の平均は、3500円程度ですから、居酒屋が主戦場となっているのでしょう。
そんな「飲み」の相手は、20代ならば友人のケースも少なくありませんが、30代、40代と世代が上がっていくほど、職場の同僚が多くなっていきます。
帰社のタイミングが同じだった相手を「軽く1杯いかない?」と誘って、職場の近くにある居酒屋に入り、
「あの言い方はないよな。いつか、はっきり文句いってやろう」
と上司や先輩に対する不満を同僚にぶつけて、憂さを晴らしたりします。
それに対して、
「同感。俺だったら、その場で言い返していたね」
と、不満を聞いている同僚も同じような不満を切り出せば、その場がさらに盛り上がること間違いありません。