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日本人が知らないリアル中国ビジネス 江口征男

経済発展中の中国にはパステルカラーがお似合い?
「カラーアナリスト」の資格はオシャレ中国人に響くか
――NPO法人色彩生涯教育協会の高田裕子会長に聞く

江口征男 [智摩莱商務諮詞(上海)有限公司(GML上海)総経理]
【第53回】 2011年8月23日
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2007年から中国に拠点を移し、中国人に対してカラーアナリストの普及活動を続けるNPO法人色彩生涯教育協会会長、Fill Color Schoolカラーアナリストの高田裕子さん。高度経済成長に伴い、一般的な中国人の生活も変わりつつある。今後は、欧米発、日本発のライフスタイルを取り込み、独自のカルチャーとして発展させながら、国民の生活を彩ってゆくことだろう。そんな中国人の志向を商品やサービスに反映させ、ビジネスを成功に導く役割を期待されているのが、カラーアナリストである。カラーアナリストの資格は、果たして中国で普及するだろうか。

趣味で「色」を勉強する日本人、
実利がないと勉強しない中国人

――中国で、カラーアナリストの普及活動をやられていると聞きました。

中国人に対してカラーアナリストの普及活動を続けるNPO法人色彩生涯教育協会会長、Fill Color Schoolカラーアナリストの高田裕子さん。

 2007年に中国に拠点を移して以来、中国人にカラーアナリストの資格を広める活動をしています。カラーアナリストは、もともとケネディ大統領が雇っていたことで有名になり、普及した資格です。アメリカから日本に渡り、ちょうど今、日本から韓国、中国へと普及している段階で、まだ中国では、これからという状況です。

 中国人に「色の勉強に興味があるか」と尋ねると、「おもしろい」「やりたい」という答えが返ってきます。しかしその後にすぐ、「資格を取るためにはいくらかかるのか」「資格取得までの期間はどのくらいか」「その資格を取ったら給料は上がるのか」という話になります。

 日本では趣味で色の勉強をする人が多いのですが、中国では実利がないとダメなようです(笑)。日本だと、カラーアナリスト資格の取得に30万円くらいかかるのですが、中国では80時間のコースを1万元で提供しています。それでも、OLの給料の数ヵ月分ですので、実利がないとなかなか手が出ないのかもしれません。

――その人に似合う色は、どのように決まるのですか。

 似合う色は、頬の血色で見るのです。頬の血色が一番美しく見える色が、その人に似合う色なのです。人には、それぞれパーソナルカラーというものがあるのです。

 誰もが、その人に似合うカラーにより2つのタイプに分かれます。私はこの2つのタイプを「華やか系イエロ子ちゃんタイプ」「カッコイイ系ブル子ちゃんタイプ」と呼んでいます。イエロ子ちゃんはイエローベースのカラーが似合い、ブル子ちゃんタイプはブルーベースのカラーが似合うタイプなのです。

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江口征男 [智摩莱商務諮詞(上海)有限公司(GML上海)総経理]

1970年、神奈川県横須賀市生まれ。横浜国立大学大学院工学研究科修了、Tuck School of Business at Dartmouth MBA。Booz & Company, Accentureなどの経営コンサルティング会社、子供服アパレル大手のナルミヤ・インターナショナルを経て、中国にて起業。上海外安伊企業管理諮詞有限公司(Y&E Consulting)、(株)MA PARTNERSの創業経営者でもある。
⇒GML上海ホームページ執筆者へのメール


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世界経済の牽引役として注目を浴びる中国に進出する日本企業は、後を絶たない。だが、両国の間に横たわる「ビジネスの壁」は想像以上に厚い。今や「世界一シビアな経済大国」となった中国で日本企業が成功するためのノウハウを、現地コンサルタントが徹底指南する。

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