自分が実際にもらえるであろう年金の予定金額は、50歳以上の場合は「ねんきん定期便」にズバリの記載がありますので、これを参考にしましょう(50歳未満の場合は、加入実績に応じた支給予定額しか記載がありませんので、モデルケースなどから推測します)。

 老後生活なので、住宅ローンや子どもの教育費の支払いなどはもう終わっているケースが多く、現役時代よりは何割か生活費が少なくなることも考慮に入れます。

  こうした計算で、年間の赤字額が30万円であれば、30万円×30年で必要な老後資金はざっくり900万円と見積もれます。年間の赤字額が50万円であれば、50万円×30年で1500万円です。

 これで、自分たちが本当に必要とする老後資金の目安金額がわかるので、自分の現在の貯蓄金額と比較してみましょう。

 貯金のほうが多ければ、ある程度は安心できますし、足りなければ、あとはその差をどう埋めるかを考えればよいのです。

4つのポイントに注目すれば
収入を増やして支出を減らせる!

 現在の貯蓄では老後資金に不足しそうな場合には、(1)収入を増やすことと、(2)支出を減らすこと、の両方を考えます。

 (1)収入を増やすことについて、一つだけ対策例を挙げるとすれば、60歳以降も65歳になるまでは、厚生年金に加入する形で働き続ける、というのが効果が高くオススメです。

 60歳を超えると非常勤やパートなどになり、厚生年金には入らない形で働くことを選ぶ人も多いのですが、厚生年金に加入できれば、その間の給与に加えて、将来もらえる年金額を増やす効果を期待できます。