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美人のもと

ベンチレーター

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第113回】 2011年9月5日
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 美人は汗をかかないという話を聞く。実際そうだろうか。夏に道を歩いていればほとんどの人は汗をかくものだ。スポーツジムで見かける美人は結構汗をかいている。

 たぶん、汗に対して敏感であるのだと思う。汗をかきそうな日にはタオルなどケアするものをきちんと持っている。そして、暑くなったらすぐに着るもので調整し、汗をなるべくかかないように心がけている。

 汗を放置することは「美人のもと」を減らしていくのだと気づいているのではないか。こまめに気遣っているので、いつまでも汗をかいている状態が少ないというだけの話に思える。

 着るものにも気を使う。汗を意識した素材であったり、通気性がいい形を選んだり、通気を意識した着方をしている。汗の逃げ道をちゃんと持っている。洋服の中の換気構造、ベンチレーターづくりだ。

 暑い時期には脇汗が目立ちにくい色も意識している。

 サラサラした印象は見ていて気持がいい。

 汗をかいているのに放置している人がいる。口では「暑い」と連発するのに、汗はそのままである。文句を言いながら、汗を撒き散らす。放水しているのだろうか。

 差が出るのは靴だ。個人差はあれども、足は汗をかきやすい。そして構造上、大事な汗の逃げ道を確保しづらい。靴下などをはいていてもどうしても汗が靴に残ってしまう。

 靴を脱いでそのまま一晩置いただけでは汗がどんどんたまっていくことになる。しかも素足だ。

 お座敷で食事していると、ニオイがする女性がいる。たいていそういう人の靴はくたびれている。足の汗を放置しているのだ。「美人のもと」が減っている印象の女性の足元を見るとなんとなく清潔感がないのはそのためなのかもしれない。たぶん、玄関に脱いでそのままなのだろうなと思える。

 しっかり水分を取って、しっかり汗をかくことはいいことだ。カラダの中がきれいになっていくような気持にもなれる。だからこそ、汗を意識していたい。溜め込まないこと。その中には「美人のもと」はない。


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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

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