ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

職場で涙するのは女性だけではなかった!
上司に叱られ、公衆の面前で泣くイマドキ男子の脆さ

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第50回】 2011年9月5日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 「涙は心の汗だ!」

 この名セリフを生んだ学園ドラマのなかならば、涙はきっと周囲からも美しく映ることでしょう。ところが、職場で上司や同僚に涙を見せるなんてもってのほか、と考えるビジネスパーソンは少なくないはず。なぜなら、「感情をコントロールできないなんて大きな仕事は任せられない」と負のレッテルを貼られる恐れがあるからです。ですから、これまでは多くの人が泣きたくなったとしても我慢するか、あるいは隠れて涙するのが当たり前でした。

 ところが、最近は職場でも堂々と泣いてしまうビジネスパーソンが増えてきているといいます。そんな「泣き組」に対して、あなたはどのような印象を持ちますか。あるいは、実際にあなたが感情を抑えきれずに泣いてしまったとしたら、その後はどうしますか。

 今回は、職場で涙する「泣き組」ビジネスパーソンに対する周囲の反応と実際に泣いてしまったときの対処法について考えてみたいと思います。

職場で泣けば「ダメな奴」のレッテルが!
トイレで隠れて涙するビジネスパーソンの苦悩

 ドラマや映画を観ていたときに共感や同情をして、涙するのは誰にでもあることです。例えば、友人と一緒に観に行った映画のなかで、主人公と仲間が永久の別れを惜しむ場面があったとしましょう。

 「12歳の時のような友達はもうできない…もう二度と」(スタンド・バイ・ミー)

 こんな場面を見れば、感情移入が激しくなり、思わず涙するのは当たり前。私自身も、映画作品を観てハンカチで拭わないといけないほど泣いたことが何度もありました。ただし、映画が終了して明るくなったとき、涙している姿を友達に見せたくないと思う人が大半ではないでしょうか。

 「涙は自分をさらけ出したようで恥ずかしい」

 そう答えてくれたのはネット広告会社に勤務するRさん(24歳)。泣いて涙を見せることで、「弱い」という印象を持たれてしまうことを恥ずかしく思っているようです。

 友人の前ですら恥ずかしいのですから、まして職場での涙は隠したいもの。泣いてしまったら、仕事に耐えられない、我慢の限界を越えて「ダメな奴」という烙印を押されかねません。よって、涙がこぼれるほど泣きたくなっても大半の人が耐えています。

 もちろん職場は理不尽なことばかり。思わず感情が高ぶり、抑えきれなくなったことが、皆さんにもたくさんあることでしょう。特に、若手ビジネスパーソンたちは、日々の仕事で失敗を繰り返し、そのたびに「何回注意したらわかるのだ、しっかりしろ」と怒られ、また同僚から意地悪されたとしても我慢しなければなりません。ですから、その場では涙を堪え、人目につかない場所を探して泣いているのです。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


おすすめの本
おすすめの本
高城幸司氏の共著「新しい管理職のルール」

時代が変ればマネジメントの手法も変わります。では、どのように「戦略」「業務管理」「部下育成」「コンプライアンス」をどうマネジメントに取り入れるのか。新しいマネジメントのルールを教える1冊。1500円(税込)

話題の記事

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
株式会社セレブレインホームページ
高城幸司氏ブログ

 


イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

グローバル化や女性の社会進出、上司や部下とのジェネレーションギャップなど、もはや同じ価値観を持った人とだけ仕事をすることは不可能です。そんなギャップのある人たちとの上手な付き合い方・対処法を紹介します。

「イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司」

⇒バックナンバー一覧