会社でずっと過ごしていることは、ストレスでいえば極限状態レベル。せめて昼休みだけでもひとりになって、疲れた自律神経をリセットする必要があります。このたび著書『「疲れリセット」即効マニュアル』を出版した「疲労」研究の第一人者である医学博士・梶本修身先生が解説します。

満員電車も人の多いオフィスも
ストレスが溜まる「アウェイ」状態

 日常的に、多くの人とコミュニケーションをとる必要のある人は、疲れやすい傾向にあります。そういう人が心がけるといいのは、「自分だけの時間」を大事にするということです。

 とくに都会に住んでいる人は、生き物として見たときには、異常な環境に身を置いています。

 朝と夜のすさまじい満員電車は本当に異常で、同じような環境にラットを置いたなら24時間経たないうちに胃潰瘍を起こしてしまうほどです。

 ラットは、ケージのなかにオスばかりを3匹入れると、24時間以内に胃潰瘍を起こします。

 これを人間に置き換えると、電車の一車両に10人~15人くらいが乗っているという程度です。

 ところが、実際の満員電車では、ひとつの車両に何百人という人数が乗っているのです。これは明らかに異常な環境なのです。

 会社でも、ワンフロアに100人以上いるオフィスを見かけます。

 これも明らかにストレスが溜まる環境ですから、いつ胃潰瘍になってもおかしくありません。