新年度が始まると、メディアを賑わせる「モンスター新人」。「こんなの、アリ?」と周りを驚かせ、ときに場を凍りつかせる彼らの言動は、毎年の恒例行事でもある。入社してすぐにモンスターであることが発覚する新人もいれば、徐々に「モンスター要素」をちらつかせる新人もいるだろう。入社から半年、あなたの会社の新人はいかがだろう。20~40代男女が、「迷惑」「関わりたくない」と思っている、モンスター新人の事例を集めた。(取材・文/池田園子、編集協力/プレスラボ)
毎年生まれ続ける
「モンスター新人」
どんな業界・業種であれ、一般的に新人とは、謙虚で真面目で、先輩の教えに忠実であってほしいもの。せめて仕事を一通り覚えるまでは……。
ネット上でよく見かけるモンスター新人の特徴は、敬語や丁寧語を使わない、勤務時間中に業務外のことをしている、無断遅刻・欠席する、最低限のコミュニケーションも拒絶する、など多種多様だ。
筆者は、これまでダイヤモンド・オンラインで、「モンスター◯◯」を度々取り上げ、実録として紹介してきた。今回は、「モンスター新人」の事例を20~50代男女に聞いて集めてみた。こんなモンスター新人と出くわしたことはないだろうか。
注意、指導を受けた直後に
SNSの世界へ逃亡
まずは、モンスター度・初級(「筆者が集めたエピソードの中では比較的軽度であり、初級と分類してみた」と補足しておく)の事例から見ていきたい。
「自分が先輩として面倒を見てきた新人の女性が、ツイッターに私の悪口をけっこうな量、書いていました。本名を平仮名で表記したユーザー名で、つぶやいている内容とあわせて、彼女だと特定できたんです。