ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

【「プロヴァンスの贈りもの」サウンドトラック盤】
巨匠リドリー・スコット監督の選曲の妙
懐かしい音楽たちが心の凝りをほぐす

小栗勘太郎 [音楽愛好家]
【第4回】 2011年10月20日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 仕事が上手くいっている時、心はアップ・ビートに弾む。

 そんな時は、都会のリズムがとっても心地良い。

 1秒にも満たないわずかな時間、コンピューターのキーを打つ刹那、億の単位の資金が動く。アイビー・リーグの名門大学で、MBAを取得したような連中が編み出す金融工学がものを言う時代だ。実体経済とは別次元のサイバー・スペースで繰り広げられるスーパー・マネー・ゲーム。国境を越えて資金と情報が瞬時に行き交う。アフリカの出来事がヨーロッパに波及し、日本の証券市場にも影響を及ぼす。まさに、風が吹けば桶屋が儲かる、を地で行く世界だ。

 瞬時に勝者と敗者が誕生し、勝者は富と名声を得て、敗者には何も残されていない。しかも、勝者と敗者はオセロのように瞬時に入れ替わることもあるから、油断大敵。

 だから、ビジネス戦士は、勝負に勝たなければならない、頭がいいとか、優秀だとか、家柄がいいとか、人脈が豊富だとか、人徳があるとか、運がいいとか、人生いろいろ大切な要素があるが、要するに、ここぞという勝負の時には勝つことだ、と言う人もいる。ハイリスク・ハイリターンで一攫千金を目指すもよし。誠意こそが大切と謹厳実直に仕事するのが王道と考えるもよし。信じるに足るは己だけと、他人を裏切り欺き上昇しても構わない、と。

 勝負に勝つことが全てならば、そうかもしれない。だが、それが全てだろうか?

 厳しい競争、勝利の方程式、戦略、勝利の美酒と賞賛、時は金なり的感覚、都会の喧騒、コンピューターの時空などしばし忘れてみようじゃないか。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

小栗勘太郎 [音楽愛好家]

1958年生まれ、牡羊座のB型。某国立大学卒、米国滞在5年。公僕を生業とする音楽愛好家。著書は『音楽ダイアリーsideA』 『同sideB』(西日本新聞社)。『毎日フォーラム』誌にて「歴史の中の音楽」を連載中。


今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

ビジネス・パーソンは日夜、現場で闘って、日々、喜怒哀楽を感じる。実は音楽の現場も同じだ。だって、音楽もビジネスも、所詮、生身の人間が作る、極めて人間くさい営みだから。音楽には妙な薀蓄など不要かもしれないが、音楽が生まれる時には物語がある。それを知って聴けば、喜びが倍になり、悲しみが半分になるかもしれない。毎週1枚、心のビタミンになるような音盤を綴ります。

「今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内」

⇒バックナンバー一覧