先週の小沢一郎氏会見に対して
読売新聞が“検証”と称する記事を掲載

 目が覚めた。ベッドの中で習慣になっているツイッターでのニュース情報収集を行なっていると、タイムライン上にきょう(10月27日)の読売新聞朝刊の記事を貼り付けたツイートがたくさんあった。

 内容は10月20日の自由報道協会主催の小沢一郎会見についてである。その日、公判後初の小沢会見ということもあって、多くの記者が麹町の自由報道協会会見場に訪れた。

 自由報道協会は不健全な記者クラブと違って、あらゆる記者の会見参加を認めている。だからこそ、自らは何十年間もフリージャーナリストらを排除してきた記者クラブの記者、たとえばその筆頭である読売新聞の記者でも参加が可能で、しかも、自由に質問ができるのである。

 記事は、当日の会見で最初に質問した読売新聞記者と、自由報道協会暫定代表としての筆者との間に起きた「諍い」について記されたものである。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111027-OYT1T00036.htm

 なお、この記事に対しては、本コラムでは、非営利団体である自由報道協会の暫定代表の立場としてではなく、一ジャーナリストとして触れることを予めご了解いただきたい。

 また、長文の記事につき記事は分割して引用し、それぞれにジャーナリストとしての筆者の解説を加えようと思う。

〈20日行われた小沢一郎民主党元代表の記者会見で、資金管理団体「陸山会」の事件について質問をした本紙記者に、会見を主催したフリージャーナリストらが「司会者の指示に従わなかった」と激しく抗議する場面があった。