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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

自慢話ばかりする「KY若手社員」が増殖中!?
謙遜しない世代が生む職場の不協和音は解消できるか

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第53回】 2011年10月31日
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 後輩は先輩の前で自慢話はしないもの。以前は、そんな暗黙のルールがあったものです。後輩の方が優れていることでも「先輩すごいですね」と持ち上げ、その後に「お前もやるじゃないか」と後輩も称えられるのがお約束。そうした会話が会社の上下関係、ヒエラルキーのなかで繰り返され、職場は円滑に動いていました。

 ところがイマドキの若者は、その暗黙のルールを無視して、謙遜することなく、堂々と自慢話をしてきます。そんな自慢話に対して、先輩社員は大いに戸惑っており、なかには「生意気だ」と攻撃を仕掛ける輩までいるようです。

 このような「謙遜」に対する若者と上の世代の間にあるギャップは、どのように埋めたらいいのでしょうか。今回は、その解決方法を一緒に考えてみましょう。

会話の目的意識の高さが全く異なる
「日常用」と「仕事用」のコミュニケーション作法

 コミュニケーションの作法を、大まかに「日常用」と「仕事用」の2つに分類したとしましょう。違いは何かと言えば、会話する際の目的意識の高さです。

 そもそも日常のコミュニケーションは、気晴らしや時間つぶしまで、目的意識がゆるいままに行われがち。例えば、

 「R君、起きてた?ねえ、ちょっと聞いてくれない!」

 と、相手に対して気兼ねなく、時間さえ気にせずに会話することもあるでしょう。愚痴、悩み相談、単なる気まぐれまで、日常の会話は勝手気ままなものなのです。

 ところが、仕事用になると勝手な会話は許されません。上司だろうが同僚だろうが、業務時間内に話しかけるには目的意識が必要です。職場で用事もないので長々と会話していたら、上司に叱られるのがオチ。打ち合わせや情報の共有など、仕事上で必要なテーマがあるからお互いに会話をするのです。

 それが部下から上司に対してなら、「報告・連絡・相談」が代表的なパターンでしょう。一方で、上司から部下へは、「ビジネスマナーがなっていない!」や「お客様との待ち合わせには遅れるな。約束を忘れるな」など、教育的指導の意味を込めた会話が半数を占めるかもしれません。

言葉足らずな先輩や上司の意図を汲みとれない
イマドキ若手社員が増加中!?

 このように、職場ではヒエラルキー(上下関係)を前提にしたコミュニケーションがたくさん交わされています。

 では、あなたの周りに、「例の件よろしく」とか「あれはどうなっているの?」と言葉足らずな話し方をする先輩社員や上司はいないでしょうか。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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