ビットコインの価格が高騰している。
今年1月中旬に比べて7倍以上になった。上昇の勢いは衰えず、市場最高値を更新しつつある。投機資金が流入しているようだ。
しかし、ビットコインは、いま深刻な問題に直面している。ハードフォーク(永久に分かれたままの分岐)になった際に、情報がコピーされて、送金したつもりがないのに、もう片方のコインにも送金されるといった「リプレイアタック」は、差し迫った危険だ。
それだけではない。急激な価格の上昇は、円表示の手数料を引き上げてしまう。これは、ビットコインを送金手段に用いる際の障害となる。
リプレイアタックに
どう対処したらよいか?
リプレイアタックとは、ビットコインの分岐が生じた後の取引で、意図していない取引が行なわれてしまうことだ。詳細は、前々回(10月19日)の本コラム「ビットコインに11月再分裂の危機、前回より事態は深刻」を参照。