日本一足が速い弁護士の食事、「朝ラン・会食漬け」でもバテない理由

マラソンで“日本一速い弁護士”が実践する
食事のちょっとした選択

「間食でお菓子を必ず食べるけれど、毎日走って、消費カロリーが多いから痩せているだけです…」と、自称“食事には気を遣っていない”弁護士の森一生さん(39)。そんな森さんのもうひとつの顔は、“日本一速い弁護士”。それも、31歳になってから始めたランニングで、今や、マラソンや駅伝大会での優勝も飾るトップクラスの市民ランナーです。先日の第12回世田谷246ハーフマラソンでも1時間11分のタイムを出しています。

「食事に何にも気を遣っていないのに、そんなに早いタイムは出せるはずがないし、仕事もバリバリできるはずはありません! 何かあるはずです! ぜひ教えてください!」と半ば強引に引き受けていただいた今回のインタビュー。森さんの事務所はデザイン会社のようなスタイリッシュな空間で、そこに溶け込むように体脂肪率7%と全くムダのない体で黒シャツを着こなす森さんが迎えてくれました。

日本一足が速い弁護士の食事、「朝ラン・会食漬け」でもバテない理由森一生 代官山綜合法律事務所代表弁護士
1978年兵庫生まれ。慶應義塾大学大学院法務研究科卒。独占禁止法分野で著名な小林・藤堂法律特許事務所での勤務を経て、2017年に独立し、現事務所を創設。慶應義塾大学大学院法務研究科・助教(会社法、2012年10月~2017年9月)のほか、2017年秋から、東証一部、東証マザーズ上場企業などの社外監査役も兼務。 現在は「挑戦し続ける企業の成長をサポートする」をミッションに、ベンチャーを中心とする多くの企業にリーガルサービスを提供している。

「週6日は会食」
「会食は21時から始まるときも多い」
「手土産をいただく機会が多いから、お菓子は大量にある。なくても自分でうまい棒を買ってくる。今日もまとめて買いました」

 これだけを聞くと、健康的な食生活とはかけ離れているような気がするのですが、やはり、それだけで終わらないのがビジネスアスリート。今回も、独自のリカバリー法を伝授していただきました。

 いただいた3日分の食事記録は次のようなものでした。

朝: りんご1/4個、ヨーグルト(ブルーベリージャム入り)、カフェオレ(蜂蜜入り)
昼: とんかつ定食
夜: 鮨屋(つまみ、握り、ビール2杯、日本酒2合)

朝: ぶどう(ピオーネ)1/4房、ヨーグルト、カフェオレ
昼: 鯖の味噌煮定食
夜: 中華料理屋(中華料理コース、ビール1杯、紹興酒ボトル1/2本)

朝: りんご1/4個、ヨーグルト、カフェオレ
昼: 鮨屋(にぎり)
夜: 馬肉専門店(刺身、揚げ物、焼肉、デザート、ビール3杯、赤ワイン3杯)