経営×総務
社員の能力を100%引き出す 食事マネジメント
2017年8月1日
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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

出張で太る人は「朝食・現地メシ・機内食」を見直せ

飛行機の機内食は食べないというのも一つの手です

普段よりハードスケジュール
国内出張でも体重が増える謎

 「出張続きだったから、体重が増えていると思います」

 体重測定をする前のこのセリフ、食事相談の場で一体何度聞いたことでしょう。出張をすれば体重が増える、というのは、納得いくようでいて、出張中のハードスケジュールを考えると首をひねることもあります。

 しかし、実際は出張に行ったら体重が増えるのが普通、むしろ、痩せるなんてことは皆無に近いと言った方がいいかもしれません。

 なぜ、出張で体重が増えてしまうのでしょう。

 たとえば、国内出張。「朝からクライアントがいろんなところに連れていってくれる」なんて贅沢三昧な話は最近ではあまり聞きません。基本的には、クライアントと食事をするとしても夜。お昼にどこかに行ったとしても、接待というよりは、いつも通りのランチをご一緒に、という感じが一般的かと思います。

 この食生活に、太る要素があるかというと…ホテルでの朝食の摂り方に問題があります。

 前夜に会食があり、いつも以上に食べたり飲んだりしたから朝は軽めにしようと思っていたのに、いざ朝食会場にいったらビュッフェで目移り…だなんてことはありませんか。気になるもの、好きなものを食べながらも体重を増やさないコツは、「食べ方の工夫」です。

 まずは最初に、サラダや温野菜など、野菜類を一皿食べること。つまり、食べ順を考えて、血糖値を上げにくい、太りにくい食べ方をするのです。そして、それをクリアしたら、次はみなさんにとってストレスのない条件で食べたいものを食べてください。

たとえば「一皿、一回で収まるくらいの量にする」「ごはん(おかゆ)かパン、どちらかにする」「地元では食べられないものだけにする」などです。私の場合は、山盛りのサラダにオムレツなどを先に食べて、食後にフレンチトーストを楽しむ、というようなことをしています。

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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


社員の能力を100%引き出す 食事マネジメント

かつて社員の病気や体調不良は、自己責任というイメージが強くありました。しかし今、社員の健康上の問題は、会社の経営・業績に大きな影響を及ぼしかねません。この連載では、職種などで異なる「特有な働き方の問題点」、それに伴う「食事の問題点」を紐解きながら、人事・総務部はどのように対処すれば改善すべきか、栄養士の目線から解説します。

「社員の能力を100%引き出す 食事マネジメント」

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