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なぜあの人はすぐやるのか
【第4回】 2011年12月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
中谷彰宏 [作家]

ちゃんとしていないほうが、いいものができる

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 「考えがまとまらないので」「きちんと整理してから」という言い訳をして、なかなか一歩を踏み出せない人がいます。
企画書も、最初から綺麗にまとめようとして書くと、頭がロックされて、一歩目が出せなくなります。人は、書いていくうちに、何かを思いつくものなのです。

手を動かすことで、頭は回転する

 すぐやれない人は、手を動かすのが圧倒的に遅い人です。

 ある時、中谷塾で、地図記号や北朝鮮と韓国の国旗を描くというお題を出しました。

 正解にたどり着ける人は、「なんかこんなのだった」と、まず描き始めています。

 腕を組んでウーンと天井を見ている人は、正解にたどりつけません。

 これが始めるのが早い人と遅い人との差です。

 ケータイやパソコンの時代になって、手書きで文字や絵を書けない人がたくさん出てきました。

 こういう人はすぐやれないです。

 どんなにふだんからパソコンを使って文章を書いている人でも、やっぱり勝負はフリーハンドでどれだけ書けるかです。

 フリーハンドのスピード感が大切です。

 手で書けない人は、ポンポンとアイデアを生み出すことはできないのです。

 たしかにパソコンは便利な道具です。

 でもそれにばかり頼っていると、パソコンのないところでアイデアを出す習慣がなくなるのです。

 わからないなりに、手で書いていく作業をすることが大切です。

 私は昔、TVコマーシャルのコンテを手で描いていました。

 コンテを描く時は、アイデアを思いついてから清書するということは、ありえません。

 最初はとりあえず、マスを5つ描きます。

 最後のカットはロゴです。

 そして、書けるところを埋めていくのです。

 思いついてから書くのではありません。

 まず、紙に落書きを始めるのです。

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    中谷彰宏 [作家]

    1959年4月14日、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設立。ベストセラー「面接の達人」シリーズを含め、著書多数。中谷彰宏公式ホームページ
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