学習塾といえば、小中高生向けというイメージが強いだろう。だが、実は大人の需要も高い。近年学習アプリや社会人コースの登場で、気軽にいつでも学べる“環境”と“情報”が手に入りやすくなった。その結果、さらに大人の学び直しに拍車がかかっているのだ。(「週刊ダイヤモンド」委嘱記者 西田浩史)

「有名芸人が青山学院大学の一般入試合格を100日で目指す」という挑戦が話題になっているが、こうした“大人の学び直し”や“大人の猛勉強”が一般の社会人の間で広がっている

 有名芸人がほぼ知識ゼロから青山学院大学の“一般入試”合格を100日で目指すという挑戦が話題となっている。

 東京都のある大手塾職員によれば「中学の基礎学力に穴がある場合、成功率はかなり低い。GMARCHなら最低2年、早慶上理はそれ以上かかるのではないか」と厳し目の予想だ。はたして、春に桜は咲くのだろうか。

 実は今、この手の “大人の学び直し”や“大人の猛勉強”が一般の社会人の間で広がっている。

 スマートフォンのアプリで小中高のカリキュラムが学べる「スタディサプリ」は、高校生の間では必須アイテムだ。

 ところが、同アプリを運営するリクルートマーケティングパートナーズ経営企画部の広報グループ平畑瑛弥子氏によれば「約1万人超が学生以外の会員」だという。

 平畑氏は「当初は学生の需要がほとんどだと思っていた。調査をしたら学生以外の登録者がとても多かった。特に予備校がない地方で需要が高かったのは想定外」と話す。

 社会人の学習ニーズは潜在的にかなり高いといえるのだ。