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「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和

大した“志望動機”がなくても内定はゲットできる!?
「これがやりたい!」に拘らない幸せな就活必勝法

小畑重和 [(株)トランセンド アジアHRプロジェクト顧問]
【第10回】 2011年12月2日
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 皆さん、こんにちは。自分で言うのもなんやけど、「採用の神さま」小畑重和です。

 今回は、先週の続きです。

 30年前、1981年の初秋。ボクが大学4年生だった頃の就職はどうだったのでしょうか。

 大学進学率30%ほどで、大学生の総数は今の6割くらい。男女雇用機会均等法の施行前で、大卒女子は就職がない、文学部は就職がない、理学部・農学部もきびしい、教育学部は先生にしかなれない――。

 女子や文学部などの学生には求人情報さえ届かず、OBがいないからリクルーターも来ない。言わば、性差・学部差で就職の厳しさが全然違う時代でした。そんなリスクは、入学前からみんな知ってましたけどね。

「ダメだったら留年すればいいや」
30年前のボクも安易な留年を考えていた!

 さて、ボクの就活話の続き。

 当時も今のように就職協定はありましたが、青田刈りが盛んでした。10月1日は、説明会・選考解禁日にもかかわらず、青田刈りした内定者が他社に行けないよう、彼らが“拘束される日”でもあったのです。10月1日に向けて企業は、水面下で内定を出し始めました。

 「経営の神さま」面接に落ちたボク(前回参照)は途方にくれていたけど、意外と喜んでくれていた人がいたことを知りました。

 「落ちたか!それはよかった!(笑)」

 「よくないですよ、まったく。島田さんのせいで落ちたんですから!あの時会わへんかったらよかった」

 日本リクルートセンター(現在のリクルート)の島田さんは、落ちたことを失礼にも喜んでくれてました。

 「うちに来ないか?」

 「はい?そのお言葉はありがたいですけど…。すいませんけど行く気はありません」

 「どうするの?」

 「時間はあんまりないですけど、いろいろ探してみます。なければ留年でもします」

 「また、報告に来いよ!」

 「はーい!」

 今、安易な留年を否定しているボクも、安易な留年を考えてたわけです(笑)。

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小畑重和 [(株)トランセンド アジアHRプロジェクト顧問]

1959年京都市生まれ。82年京都大学法学部卒。同年リクルート入社。入社後、10年間、人事採用担当・責任者として、高成長期のリクルー トの採用をささえる。キャリアスクール「i-Company」校長、リクルートエージ ェントの採用部長を経て、現在、主に北京で中国人大学生を採用する(株)トランセンド AHRP事業顧問。公式サイトhttp://obatashigekazu.net/


「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和

「第二次就職氷河期」と呼ばれ、学生たちの就職難が問題視されている日本。その一方で、中国進出やグローバル化を視野に入れた多くの企業が熱い視線を寄せるのが中国の学生だ。本連載では、これから一層注目を集める中国の就活事情を明らかにするとともに、日本人の学生が彼らに負けないための処方箋を探る。

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