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 バーでドリンクに睡眠薬などを混ぜられ、意識を失った女性が暴行を受ける。そうした薬物は「レイプ・ドラッグ」と呼ばれる。だが、昼間の打ち合わせの飲み物に薬を盛られることを、誰が想像するだろうか。被害女性が一部始終を告発する。

 7月31日、東京地裁104号法廷。Tシャツと短パン姿の小林光男被告が被告人席に座っていた。

「被告を懲役5年とする」

 裁判長の判決を耳にした小林被告は「え?」と驚いたように顔を上げ、呆然(ぼうぜん)とした表情を見せた。

 当時27歳だった美樹さん(仮名)に睡眠薬を飲ませて暴行したとして、準強姦(ごうかん)の罪に問われ、実刑判決が下されたのだ。

 美樹さん側の村田智子弁護士が振り返る。

「準強姦や強姦事件は、大半が法廷まで上がらない。被害者が泣き寝入りさせられることの多い犯罪です。そのなかで実刑を勝ち取った意味は大きい」

 美樹さんはなぜレイプ被害に遭ったのか。