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2017年12月27日
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高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表]

若手の「出世したくない」症候群が、ただの責任逃れではない理由

 私たちジェイフィールでは、管理職研修や若手・中堅社員への研修で、「リーダーシップについて言葉を使わず、スキット(演劇)で表現してください」という演習をよく行います。するとそこから、リーダーシップに関する大きな認識の違いが見えてきます。

従来の「オレオレ型」から
「サザエさん型」のリーダーへ

 まず、管理職に「リーダーシップを表現してみてください」と伝えると、多くのケースは、みんなの方を向いてスピーチをして、天を指差し、みんなの先頭に立って背中を向けて走り出し、それにみんなが一糸乱れずついていく――そんなリーダー像を表現します。

 中には、上司が部下を呼びつけて1対1で指示をし、動かしている様子を表現するチームもいます。

 ところが、中堅や若手社員に「リーダーシップを表現してみてください」と伝えると、本当に多くのチームが次のようなシーンを表現してくれます。

 最初はみんながバラバラな方向を見ている。そこでリーダーが一人ひとりに声をかけて、「一緒にこっちに行こう」と誘い、みんなで歩き出す。そのとき、サザエさんのエンディングのようにリーダーはみんなの方を向いて、手招きしながら後ろ向きに進んでいく。

 ところが、何人かが途中で違う方向に歩き出したり、立ち止まったりする。すると、リーダーがその人に声をかけ、「一緒に行こう」と促していく。さらに歩いていくと、今度はリーダーが躓いたり、立ち止まったりしてしまう。今度はメンバーが声をかけて、「一緒に歩こう」とリーダーを引っ張る。

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高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表]

野村総合研究所、ワトソンワイアットを経て、ジェイフィールの設立に参加。組織における感情問題の解決や組織活力向上のコンサルティングに全力を注ぐ。多摩大学講師など、多方面で活躍。共著の『不機嫌な職場』(講談社)はベストセラーとなる。
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