採用面接官を前のめりにさせる「企業研究」「服装と態度」の秘訣

新卒・中途の採用面接官のリアルな声
突破するのに不可欠な2つの視点

 みなさんこんにちは、澤です。

 突然ですが、皆さんは最近、面接を受けたり面接官になったりする機会はありましたか? 私は最近、学生の採用面談をしています。とても優秀で情熱のある学生にたくさんお会いできて、とてもいい刺激を受けています。

 新卒採用面接の場合、多くの人数の中から選考しなくてはならないため、一人ひとりに割り当てる時間はどうしても短くなってしまいます。そんな中で、学生はうまく自分をアピールしなくてはならず、採用者側も活躍してくれそうな人を見極めなくてはなりません。

 インターンなどの制度で、ある程度の時間をかけて見極める動きも増えてきてはいますが、それでも面接による採用への依存度はまだまだ高い状態です。

 どうやったら面接を突破できるのか、は学生のみならず転職で面接に臨む方にとっても最大の関心事になっていることと思います。今回は、採用担当者である自分の視点から、「こうやればいいのではないか」という気づきを共有したいと思います。

「これさえやれば完璧!」というような超汎用的スキルではなく、あくまで私の視点になりますが、採用権限を持つ人間の考えなので、「リアル」です。面接で効果があると考えるポイントを、実際に目にした失敗例も交えて紹介しながら、二回に分けてお伝えします。

 初回の今回は、以下の二つの視点を取り上げます。

(1)企業研究の方法と相手に響くストーリー作り
(2)印象に残る服装・立ち居振る舞い