「山の八白」の子の
才力発掘・育成法

「山の八白」の人は、流行に流されてはいけません。
 自分なりの価値観や大切にしたい信条を持って生きていくことが、豊かな人生を歩むうえで大切です。

 「山の八白」を象徴する「山」のように、いつもその場にどっしり構え、周りの人に安心感を与えることができれば、その役割を果たしたことになります。

 まずは、子どもの価値観を日常から見つけてあげて、それが壊れないように、大切に守ってあげることも親の務めです。

 また、「山の八白」の子は、小さなことより大きなことに興味を持つ野心家としての一面もあるので、決して否定せずに、その気持ちを心の中で育ませてあげましょう。

 山は時に噴火するように、「山の八白」の人は革命家の気質も持っています。
 将来、楽しみな人財なのです。

 そして、「山の八白」の子は家系を受け継ぐという、非常に重要な役割があります。
 小さい頃からお墓参りなどの習慣はきっちり定着させてください。
 ご先祖さまを大切にしなければ、「山の八白」の人の運気は上がりません。

 他にも、神社仏閣なども参拝に行くようにすることも忘れてはなりません。
 これは「山の八白」の人に特に必要なことです。
 親御さんが積極的にその重要性を、子どもにわかるように、やさしく教えてあげましょう。

 最後になりますが、「山の八白」の子のやる気を向上させる魔法の言葉はコレ。

「頼りにしてるよ」

 です。

「山の八白」は、頼りにされればされるほど燃えるのです。
 これは、子どもも大人も一緒。
 人間的な情に熱いのも「山の八白」の特徴ですから、人間的な感情を大切にしてあげてほしいと思います。

 ここまで、「9code(ナインコード)」別に、子どもの元々の才力を活かした子育て法をお伝えしてきました。

 ここで挙げたことは、まだまだ、ほんの一部です。
 本当はもっともっと、奥が深いです。
 ただ、早い段階からこれを知っておけば、子ども将来は大きく変わるはずです。
 ぜひ、本書で、そのすべてを知っていただければと思います。

中野 博(Hiroshi Nakano)
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント。早稲田大学商学部卒業。
ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6ヵ国20都市以上にあり、塾生は700名超。