本日は2月29日です。4年に一度しかないこの閏日ですが、過去に遡ると、リットン調査団が来日したり(1932年)、マンガ誌「ビッグコミック」が創刊されたり(1968年)、また故・原田芳雄さん(1940年)、赤川次郎さん(1948年)、飯島直子さん(1968年)、いきものがかりの吉岡聖恵さん(1984年)の誕生日でもあるようです。というわけで、今週もよろしくお願いします(上記は本文と一切関係ありません)。 

折田先生像より注目を集めた作品

 2月25日と言えば、受験生にとっての大一番、国公立大学の入試の日です。京都大学カンニング事件からもう1年も経つのかと、時間が過ぎるのは早いなと実感しながら、見事に今年も京都大学が話題をさらっていきました。

 毎年、折田先生像の変身を楽しみにしていますが(原型を生かしたアレンジ「ヤキソバン」を超える名作はまだないと思っています)、今年はひと味違った、京大生らしいメッセージが。Twitterを賑わせていたのでこちらでもご紹介。「京大から受験生へのメッセージが熱すぎる!」というサイト、是非ご一読ください。

 明らかに、カンニング事件に対する、あまりに大人げなかった大学当局の対応を批判しているものと思われますが、事件を知らない人が見ると、単なる応援メッセージになるというのが素晴らしいと思います。

 とくに、批判の対象である大学当局以外、誰ひとり傷つけることがないという点は秀逸。「京都大学すらつまらないことをするようになったか……」という事件によるマイナスイメージが、この横断幕ひとつで、「やっぱり京大は自由で面白い」というプラスに転換されたのではないでしょうか。

 試験勉強ができるだけではない「アタマの良さ」を感じます。この横断幕をつくった学生に、感謝状のひとつでも送ってあげる懐の深さを、大学側には是非とも見せてほしいところです。

京大生に感じる「アタマの良さ」。Hさんにいただいたワイン
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 さて、何度かこちらでもお伝えしていますが、レスター・R・ブラウンの著書『地球に残された時間』の編集を担当いたしました。その前の担当作『新版小予算で優良顧客をつかむ方法』が改訂版であったという意味では、『地球に残された時間』が最初から最後まで手掛けたはじめての作品だと言えます。

 そのことを覚えていてくれた、池袋の書店員さんであるHさんから、なんと、こんなお祝いの品をいただいてしまいました。ボトルのワインです。糖質の少ないワインを選んでくれた優しさを噛みしめています。

 営業部時代に半年ほど担当をさせてもらっただけにもかかわらず、編集部に異動しても応援していただけるのはとても嬉しいことです。お世話になった方にお会いすると、みなさんとても温かい言葉をかけてくださり、それだけでも営業部に在籍して良かったと思えます。Hさん、ありがとうございました!