ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

『四谷怪談』の縁切り寺に離婚で悩む人々が大集合!?
赤裸々な体験談が飛び交う「離活パーティー」に潜入

宮崎智之 [フリーライター]
【第26回】 2012年3月12日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

円満離婚で新しい人生を歩き出そう!
がぜん注目を浴び始めた「離婚式」

 以前、当連載で取り上げた「離婚式」をご記憶だろうか。

 離婚式とは、「結婚式があって、なぜ離婚式がないんだ」という素朴な疑問から始まった取り組みで、発案者の寺井広樹さん(31歳)は2009年4月以来、120回以上の離婚式を手がけた。

 離婚式と言っても、夫や妻が夫婦生活で溜まった恨みつらみをぶちまける場ではなく、基本的には「円満離婚」を確認し合い、新たな旅立ちを誓い合うというものだ。

 式では、離婚した経緯を参列者に説明するほか、ハンマーで結婚指輪を叩き割る「最後の共同作業」を行なう。新郎・新婦とかけて当事者を「旧郎・旧婦」と呼んだり、仲人を「裂人」(さこうど)と呼んだりと、ユニークな趣向が凝らされている。

 まだまだ離婚をタブー視する風潮が残っている日本社会だが、あえて知人の目の前で「円満離婚」を宣言してしまうことで、その後の人間関係も良好なものになるという。この取り組みは多くのメディアに取り上げられ、最近では結婚式場から「挙式の予約が少ない仏滅に、会場で離婚式を挙げて欲しい」という要望もあるのだとか。

 そんな離婚式をプロデュースする寺井さんから、2月29日に「離活パーティー」を開催するとの連絡が入った。寺井さんによると、日本では2分5秒に1組(2010年)の夫婦が離婚しているが、離婚について人々が語り合う機会は少ない。

 そんなこともあって、昨年秋から「おりこんさまの会」を新宿で開催しており、今回は離婚経験者のほか離婚を考えている人も招待し、交流するイベントを企画したのだという。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

日本は「結婚受難」の時代に突入した。街やオフィスには、「出会いがない」と焦る独身者や「結婚に疲れ果てた」と嘆く既婚者が溢れている。一昔前の日本人なら誰しも得られた「結婚」という当たり前の幸せを、得ることができない。夢や希望を失った「ロス婚」(ロスコン)な人々が増殖する背景には、いったい何があるのか? 婚活や結婚生活に悩みを抱える人々の姿を通じて、「日本人の結婚」をいま一度問い直してみよう。

「「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?」

⇒バックナンバー一覧